頻繁にアセットアロケーションを変更していたら、もはやポートフォリオ運用の意味がないので、本来はよくないのですが、そうはいっても環境が変わってきていると考えたため、ポートフォリオを変更したいと思います。
目標ポートフォリオ
- 個別株 10%
- SPYD 10%
- XLP 10%
- XLE 20%
- 仮想通貨 5%
- ゴールド 5%
- キャッシュ 40%
本日、ざっくりとした組み替えも行いました。
現状ポートフォリオ
- 個別株 13%
- SPYD 8%
- XLP 10%
- XLE 18%
- 仮想通貨 5%
- ゴールド 1%
- キャッシュ 45%
簡単に変更の意図をメモしておきます。
まず、今後のアメリカでは「FED vs インフレ」というのが、とにかく一大テーマになると思っています。
FEDがいろんな方向に配慮して利上げを躊躇した場合、インフレは手がつけられなくなる可能性があります。その場合には、株式は名目ベースではリターンが出ても、インフレ率を考慮すると、実質リターンはインフレ負けする可能性もあると考えています。そのため、FEDがインフレに負けた場合に備えて、XLEと仮想通貨、ゴールドあわせて、コモディティの比率を30%まで高めています。
一方、FEDがガンガン利上げしてインフレの退治に勝利した場合、同時に景気も殺してしまう可能性があると思っています。この場合には、株もコモディティも下がると思われますが、インフレする可能性の方も考えると長期の債券を持つのも嫌なので、結局は米ドルをキャッシュで持っておくのが良いということになります。FEDが何がなんでもインフレに勝利するというのは、他の全てを犠牲にして米ドルの威厳を保つということなので、米ドルを持っておけばよいでしょう。そのため、米ドルを40%まで大幅に比率を高めています。
以上のように、僕が考えているシナリオでは、どちらも株にとってあまり美味しくないのですが、そうはいっても、やはり資産運用のメインは株です。場合によっては「コロナが終わって労働者が職場に戻り、生産が増え始め、自然とインフレがおさまり、FEDが利上げを急がなくてもよい」という、株にとってバラ色のシナリオもないとはいえません。
そこで、株式を30%程度は持つことにしました。
では、何の株を持つかですが、10%程度の個別株はあまり売買しないものなので継続保有が前提で、残りの20%で何を持つかを考える必要があります。今はテック株にとって逆風が吹き荒れているため、テックの比率が少ないSPYD、それからFEDの利上げ加速で景気後退入りしても比較的影響が少ないXLPを保有することにしました。
もしも、インフレが自然と収まった場合には、40%あるキャッシュを使って機動的にTECLやSPXLなどを攻めたいと思いますが、そうでもなければ、今度こそ、しばらくはこのポートフォリオでいけるはずだと思っています。
それでは。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。