BEENOSの株価や将来性、割安割高を考える

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キャプテン資本主義

どうも、キャプテンです!

投資好きな20代サラリーマン。

インデックス投資と米国株で1600万円ほど運用しています。

BEENOSという日本企業について、投資の是非を考えているので思考の整理メモ。

越境EC事業

Buyee

まず、BEENOSのメイン事業は、越境EC事業(グローバルコマース事業)です。

Buyeeというサイトをやっていて、ここにはヤフオクや楽天、メルカリなんかの商品がずらずらっと並んでいます。海外のユーザーはBuyeeでそれらの商品をカートに入れて購入すると、Buyeeがヤフオクやメルカリで代行して買い付けて、ひとつの箱に詰めて送ってくれるという感じです。

これはプロキシ(Proxy)サービスといわれる領域で、日本国内ではあまり多くはありませんが、海外にはたくさんあります。

Buyeeの特徴は、かなり大規模に行っているところで、海外のユーザーに代わって、日本のショップで商品を買って、箱に詰めて、送る、いわば倉庫オペレーションや物流の部分に積極投資をしており、倉庫オペレーションなどはロボットでほぼ自動化されているとのこと。

プロキシ領域は、国内ではZen Marketなどのスタートアップもいますが、こうしたオペレーションへの積極的な投資は、競合優位性として高く評価できると思います。また物流についても、独自の配送プランなどを用意するなど、この部分についても競合優位性が認められます。

Buyeeコネクト

また、そうしたオペレーションや物流を日本企業に提供するという意味で「Buyeeコネクト」というサービスが提供されています。これは、例えば「北欧暮らしの道具店」などが使っていますが、自分のECサイトにBuyeeから発行されたタグを埋めておくと、海外のユーザーがきたときに、海外ユーザー向けの専用の「Buyeeで購入」ボタンが現れるというものです。

ECサイトからすると、海外向けの決済や物流を用意しなくても、タグをひとつ埋めるだけで、海外ユーザーにも購入してもらえるようになります。タグさえ埋めておけば、面倒な海外への発送部分はBuyeeがやってくれるというわけです。

これは同時にBuyeeのユーザーを増やすことにも繋がります。「北欧暮らしの道具店」にやってきた海外ユーザーが、最終的にはBuyeeに登録して、Buyeeのユーザーになるということです。ユーザーとECサイトの両手からマネタイズする優れたモデルです。

「Buyeeコネクト」は、聞こえの悪い言い方をすると「寄生」的なサービスでもあります。これは僕が好きな銘柄のひとつであるPayPalを彷彿とさせます。様々なコマースサイトに決済手段として寄生したのがPayPalだとすると、様々なコマースサイトに物流・配送手段として寄生しているのがBuyeeコネクトだと言えるかもしれません。

Buyeeコネクトの類似サービスと比べると、Buyeeコネクトの場合は、単なるオペレーション代行ではなく、多くの海外ユーザーがいるBuyeeの本サイトにも商品が並べられるということで、売れ行きがアップするというメリットがあります。この部分が付加価値となって、競合優位性を獲得できています。

海外マーケットプレイスとの連携

また、Buyeeは海外のマーケットプレイスとの連携も加速しています。

海外ユーザーがBuyeeのサイトに来て買わなくても、海外のebayに出品されているという具合です。Buyeeは先に在庫を持つわけではなく、あくまでもユーザーからの発注があってから買い付けを代理して発送するサービスです。ですから、ebayなどには在庫がない状態で「空出品」することになります。これは多くのマーケットプレイスにおいて規約違反となっています。Buyeeはこの部分を直接交渉によってOKをもらおうとしていると思われ、これが実現した場合には競合すらいない領域になります。

ブランディア(買取事業)

続いて、Buyee以外の事業ですが、ブランディア事業があります。

ブランディアはもともと安いアパレルの買取・再販事業でしたが、現在は高単価商品(ブランド品)へと移行しています。日本の中古ブランド品は、偽物が少ない・状態が良いといった理由から、海外において人気があります。

BEENOSは、Buyeeを持っており、日本から買いたい海外ユーザーをたくさん抱えていますから、ブランディア事業で買い取ったものをここに置いたり、もしくは海外発送のノウハウなどを生かして、海外のコマースサイトに出品していくことで、より大きなアービトラージが期待できます。

これがもし実現すれば、他社よりもブランド品を高く売れる=他社よりもブランド品を高く買えるということで、ブランディアの競合優位性も確固たるものになっていきます。

ただし、ブランディア事業については、高単価商品の買取へのピボットは順調に進んでいるものの、まだ海外で高く売るということについては挑戦中であり、成功が確約されているわけではありません。

その他

その他には、エンタメ事業というのがありますが、規模が小さいため、あまり現時点では深く考える必要はないと思います。また、インキュベーション・投資事業も行っています。これは主に海外で新しく立ち上がってくるマーケットプレイスのスタートアップに投資をして、投資のリターンを狙いつつ、Buyeeやブランディアとの連携を模索するといったものです。

数字やバリュエーションを考える

数字をみてきます。

今年度、コマース事業(越境EC+ブランディア+エンタメ)は30億円の営業利益を見込んでいます。これは前年比で2倍弱です。時価総額は450億程度、純負債はおおむねゼロですので、企業価値は営業利益のだいたい15倍ということになり、越境EC事業の成長率を考えると割安だと思います。

一方、企業全体の営業利益(投資やインキュベーション事業を含んだ営業利益)でいうと、業績予想は非開示ですが、15億円程度に落ち着くのではないかと思われます。そうすると、企業価値は時価総額の30倍ということになり、いわゆる高PERのグロース銘柄ということになってくるかと思います。

整理すると、コマース事業だけを考えると割安だが、積極的な新規事業領域への投資を行っていることがある種、マイナス評価されていると言えると思います。既存事業が30億円の営業利益の会社が、年間で15億円も新規事業に積極投資していることをどう評価するかがBEENOSへの投資判断のポイントとなりそうです。

投資判断を考える

個人的には、BEENOSの既存事業は、Buyeeは越境ECという二桁成長市場の勝者であり、ブランディアもESG・アップサイクルといった注目分野に張っている非常に可能性を感じる企業だと思います。また、縮小していく日本の国内市場を解決する越境EC、サステナブルな世界を目指すブランディア、どちらも社会的に意義のある事業だと思います。

しかし、企業全体でみると営業利益の30倍ということで、例えばグーグルやフェイスブック並のバリュエーションということになってくるので、投資すべきかどうか悩んでいます。もう少し悩みたいと思います。

直近決算

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