ごきげんよう。
9月は-1.77%と資産は減りましたが、S&P500をアウトパフォームしました。前月にポートフォリオ変更して現金比率を高めていたことが功を奏しました。

9月末(30日)には2つの銘柄を買いました。割安にみえるフェイスブック(FB)と、成長性が高い&適正価格にみえるエアービーアンドビー(ABNB)です。買える機会があれば保有したいなと思っていた、所謂GAFAMの中で、現在割安感がある銘柄はフェイスブックとグーグルですが、グーグルは直近YouTubeのマネタイズがゴリゴリ(2つ広告を入れたり、コンプレックス広告を流しまくったり)だったりとアナリストのコンセンサスをミートするためのマネタイズに必死感が窺えるのが気になっており、今回はフェイスブックを購入しました。また、エアービーアンドビーはとんでもない成長率を見せています。今後5年程度で平均30%程度のキャッシュフロー成長率を実現できれば、今回の購入価格は適正水準になります(神のみぞ知る)。
また、1銘柄を売りました。割安にみえるものの、FDAから主力薬のひとつに指摘が入り、業績の先行きが読みにくくなったABBVです。ABBVは、もともとヒュミラ一本足打法の企業でしたが、今後ヒュミラのパテント切れがあるため、ボトックスを持つアラガンを買収したり、他の薬の売上を伸ばしたりと、売上の分散に向けた経営がされていました。そんな中で、今回は市場開拓中の主力薬のひとつに指摘が入り、ヒュミラ一本足打法のリスクが再認識される形で株価が直近は下落しています。
結果、保有している個別株は、PYPL、FB、ABNB、BABAとなりました。PYPLはフェアバリューのときに買いましたが、現状は割高だと思っています。BABAは業績だけみると割安ですが、中国企業なのでそもそもFCFがきちんと株主還元されないリスクがあります。
その他、気になっている銘柄としては、マーケットプレイスアプリを展開するETSY、それから日本株ですがタグひとつ埋めるだけで自社ECサイトに越境EC機能をつけられるBUYEE CONNECTなどを提供しているBEENOSがあります。10月は株価が引き続き下落する可能性もあることから、目先は急いで買う予定はなく、様子をみようと思っています。
さて、今後の米国株で注意が必要なのは2点でしょう。
- 現在のインフレ率には住宅価格の上昇が適切に折り込まれていないという指摘が多く、インフレは各種統計数値以上に加速している可能性がある
- 個人消費が一旦天井をつけているように思われ、今後はコンセンサスよりもGDP成長率が下ぶれする可能性がある
いずれも可能性の話なので、稀有に終わることもありえますが、しばらくの間、米国株の株価は不安定な状況が続きやすい環境とみています。引き続き、現金比率をやや高めに保っていきたいと思います。
通常通りの景気サイクルであれば、現在はまだテーパリングの段階なので、「テーパリング〜利上げまでの間」、それから利上げでの一時的な下げを挟んで、「利上げ開始〜逆イールドが発生するまで」は米国株に投資ができるはずです。
ただし、インフレと景気鈍化が進む、所謂スタグフレーションになった場合は、1970年代のようにインフレに苦しむ展開になる可能性があります。その場合は、ゴールドやコモディティをポートフォリオに積極的に組み入れる必要があります。現時点では、通常通りの景気サイクルが進んでいく可能性の方が高いと思っています。
ポートフォリオを確認しておきます。
現在のポートフォリオ
- DIA:11%
- 個別株など:13%
- SPXL:9%
- TECL:5%
- 暗号通貨:7%
- 現金:56%
※レバレッジETFを考慮すると、実際は71%程度のポジション
目標ポートフォリオ
- ダウ 10%
- 個別株 10%
- SPXL 10%
- TECL 5%
- 仮想通貨 10%
- 現金 55%
やや暗号通貨と個別株にずれがありますが、概ね一致しているかと思います。
それでは。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。