おすすめの米国株インデックスファンド【S&P500編】

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キャプテン資本主義

どうも、キャプテンです!

投資好きな20代サラリーマン。

インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。

 

今回のテーマ:S&P500に投資する場合に、おすすめのインデックスファンド

 

米国株にインデックス投資するなら、S&P500に連動するインデックスファンドが良いって聞いたんだけど、具体的には何に投資すればいいの?

 

こんな疑問に答えていきます。

 

インデックスファンドと一言でいっても、米国株ETF、東証ETF、投資信託の3種類があります。

そのため、今回はそれぞれの一般的なメリットに加えて、おすすめの商品を紹介していきます。

自分にぴったりの商品が見つかると思うので、ぜひ読んでみてください。

 

この記事で説明すること

  • 米国株ETFのメリットと、おすすめのETF
  • 東証ETFのメリットと、おすすめのETF
  • 投資信託のメリットと、おすすめの投資信託
  • S&P500に投資した場合の利回り

 

それでは、さっそく内容に入っていきましょう!

 

おすすめの米国株インデックスファンド【S&P500編】

 

米国株ETFで投資する場合

とにかく信託報酬を安くしたい場合は、米国株ETFがおすすめです

 

米国株ETFでインデックス投資をするメリット

まず始めに、米国株ETFでインデックス投資をする場合の一般的なメリットを確認しておきましょう。

 

(1)信託報酬が安い

米国株ETFを用いてインデックス投資をする最大のメリットは信託報酬の安さです。

たとえば、バンガード社の提供する「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」の信託報酬は、驚異の0.03%です!

米国株ETFが、安い信託報酬を設定できるのは、世界中の投資家から桁違いの運用残高が集まるからです。

たとえば、「VOO」の運用残高は$130B、SPDR社の提供する「SPDR S&P500 ETF(SPY)」の運用残高はなんと$226Bもあります(2020年3月時点)。これだけの運用残高があれば、信託報酬を安くしても、たっぷり稼ぐことができますよね。

 

(2)流動性が豊富

もうひとつの魅力は、その流動性の高さです。

米国株ETFは世界の中心であるアメリカの取引所で取引されるため、流動性が豊富です。

たとえば、「SPY」の2020年3月17日の出来高は2.9億株です。一方、同じものが東証にも上場していますが、3月16日の東証ETF「SPDR S&P500 ETF(1557)」の出来高は2.2万株です。明らかに流動性に差があることが分かります。

流動性が豊富だというのは、売値と買値の差(スプレッド)が小さくなりやすいことを意味します。つまり、それだけ取引コストが安くなるということです。

流動性の豊富さというのは、スプレッドが開きがちな金融危機のようなときには、さらに意味を増します。そのため、大きなお金を投資するのであれば、米国株ETFでインデックス投資をしておくと安心感が高いです。

 

おすすめのETF

米国株ETFで、S&P500に投資する場合は、以下の2種類がおすすめです。

銘柄名 ティッカー 信託報酬 運用残高
バンガード・S&P500 ETF VOO 0.03% $130B
SPDR S&P500 ETF SPDR 0.09% $226B

 

(1)コストが最安なのは「VOO」

信託報酬が最安なのは、バンガード社のETFである「VOO」の0.03%です。

この信託報酬は、東証ETFや投資信託などを全て含めても、S&P500にインデックス投資をするときの最安コストです。

バンガード社は、上場していないので、株主のために利益をあげる必要がありません。そのため、他の米国株ETFと比べても、信託報酬が特に安くなっています。

 

(2)流動性が豊富なのは「SPY」

一方で、流動性が豊富なのは「SPY」です。

3月17日の出来高は、「VOO」が1,700万株ほどであるのに対して、「SPY」は2.9億株と大きく差がついています。

「SPY」の流動性が豊富なのは、多くの機関投資家が利用しているためです。

機関投資家がS&P500に投資をしようと思ったときには、大きなお金を動かすため、流動性が豊富なETFである「SPY」に投資をします。そうすると、さらに「SPY」の流動性が高まり、流動性が流動性を呼ぶ状態となっています。

個人投資家の場合は、そんなに大きなお金を動かさないと思うので、信託報酬が安い「VOO」で良いと思いますが、もしも大きなお金を投資する際には「SPY」に投資しておくと、いざ換金するときに安心です。

 

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東証ETFで投資する場合

日本株の延長で、気軽に取引できるのが、東証ETFのメリットです。

 

東証ETFでインデックス投資をするメリット

東証ETFでインデックス投資をする場合の、一般的なメリットを確認しましょう。

 

(1)日本株と同じように取引できる

東証ETFの大きなメリットは、日本株と同じように取引できる点です。

すでに日本株の投資をしている方なら、いつもの注文画面から発注することができます。

また、(為替リスクは取っていますが)日本円ベースで取引するため、為替振替などの面倒な手間もありません。

 

(2)売買手数料が安い

日本の証券会社で取引する場合は、基本的に日本株の取引手数料は、米国株の取引手数料よりも安いことが多いです。

東証ETFの信託報酬は、米国株ETFよりも高くなりがちですが、取引手数料が安いため、そんなに長期で持つ予定がない場合には、東証ETFを活用するのもおすすめです。

 

おすすめのETF

銘柄名 銘柄コード 信託報酬 運用残高
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 2558 0.078% 18.6億
SPDR S&P500 ETF 1557 0.095% 240,690億

 

(1)おすすめは「SPDR S&P500 ETF(1557)」

おすすめは「SPDR S&P500 ETF(1557)」です。

これは米国株ETFの「SPY」と同じもので、東証にも重複上場している形となっています。

信託報酬だけでみると「MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(2558)」の方が安いのですが、やはり圧倒的な運用残高の差や、流動性などを考えると、「1557」の方が良いのではないかなと思います。

 

投資信託で投資する場合

少額から買えるのが、投資信託の魅力です。

 

投資信託でインデックス投資をするメリット

投資信託を用いて、インデックス投資をする場合のメリットを見ておきましょう。

 

(1)少額から買える

投資信託を用いる最大のメリットは、少額から買える点です。

オンライン証券であれば、大抵は1000円程度から買うことができます。

東証ETFの場合は「1557」が1株26,830円(2020年3月時点)なので、それ以下の金額からインデックス投資を始めようと思うと、投資信託を活用することになります。

少額からインデックス投資をコツコツと始めようという方には、投資信託がおすすめです。

 

(2)自動積立の設定などもできる

また、投資信託であれば、多くの証券会社において、自動積立の機能が提供されています。

これは一度設定しておくと、毎月決まった日に、決まった金額の投資信託を自動で買ってくれるというものです。

自動積立を設定しておけば、あとは放置するだけで、コツコツと資産形成ができます。

 

おすすめの投資信託

銘柄名 信託報酬 運用残高
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.097% 608億円
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 0.094% 204億円

 

(1)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめ

S&P500に連動する投資信託は、いろんな運用会社が出していますが、三菱国際投信が出している「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が信託報酬が安くておすすめです。

投資信託で資産形成をする場合は、基本的にコレを買っておけば間違いないというくらい、おすすめの投資信託です。

 

(2)SBI証券ユーザーには「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」がおすすめ

SBI証券のユーザーであれば、実はさらに信託報酬が安い投資信託があります。

それは「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」です。

この商品は、裏側で米国株ETFの「VOO」を買い付けているだけなので、実質的には「VOO」です。

「VOO」の信託報酬は、先ほど見たように0.03%と激安なので、それを投資信託という形で買えるようにする代わりに、信託報酬を少し高め(かつ、投資信託では最安)の絶妙なラインに設定してあるわけです。

上手な商売ですね(笑)。

 

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S&P500にインデックス投資をした場合の利回り

 

S&P500の利回りは7%

S&P500にインデックス投資をすると、どのくらいの利回りになるのでしょう?

 

S&P500にインデックス投資をした場合、利回りは以下のようになります。

  • インフレを考慮しなければ、年率10%程度のリターン
  • インフレを考慮すると、年率7%程度のリターン

 

これは、有名なジェレミー・シーゲル教授が『株式投資の未来』の中で発表した数値です。

 

日経平均と比較すると?

日経平均に投資するのと、どちらが儲かるの?

 

S&P500の算出が始まった1957年〜現在までのパフォーマンスを日経平均と比べると、以下のグラフのようになります。

 

バブルの時期は、日経平均がS&P500を上回っていましたが、その後はS&P500が日経平均を上回っています

 

S&P500の利回りや日経平均との比較などについては、以下の記事で詳しく説明しているので、もしよければ読んでみてください。

米国株の利回りは平均(インデックス投資)で7%【S&P500】

2020年3月14日

 

まとめ

今回は、以下のような内容を説明しました。

 

この記事のまとめ

  1. S&P500にインデックス投資する上で、最も信託報酬が安いのは、米国株ETFの「VOO」
  2. 少額から投資するなら、投資信託がおすすめ。信託報酬が安いのは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  3. S&P500にインデックス投資した場合の利回りは、インフレを考慮すると7%程度

 

今回は、以上になります!

 

米国株については、以下のページにいろんな情報をまとめているので、ぜひご覧ください。

米国株のまとめ

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