今回のテーマ:米国株のIPO(新規公開株)は買える?
日本株で、IPO(新規公開株)をやってるんだけど、米国株でもIPOって買えるの?
こんな疑問を解決していきます。
この記事では、以下のような内容を説明します。
- 米国株でIPO(新規公開株)は買える?
- 新規上場株を最速で取引する方法(プレマーケット)
- 新規上場株を売買する際のポイント
それでは、さっそく説明していきます。
この記事の目次
米国株のIPO(新規公開株)は買える?
日本の証券会社からIPO(新規公開株)は買えない
残念ながら、日本の投資家がIPOに参加することはできません。
現在、日本の証券会社の利用者が米国株のIPO(新規公開株)に参加することはできません。
これは、日本で米国株サービスを提供している証券会社がIPO(新規公開株)に対応していないからです。
対応していないものは仕方がないのですが、上場初日に、市場が開く前に最速で取引する方法があります。
それは「プレマーケット」を活用して売買することです。
新規上場株を最速で売買する方法
プレマーケットを活用しよう
「プレマーケット」は、市場が開く前の時間外取引です。
米国株式市場の通常の取引時間は、現地時間で9:30〜16:00です。
それに加えて、アメリカでは通常の取引時間の前後に、時間外取引というものがあります。
- プレマーケット:取引時間前の1時間30分(8:00〜9:30)
- アフターマーケット:取引時間後の4時間(16:00〜20:00)
このプレマーケットを活用することで、通常の取引時間よりも早くから、新規上場株を取引することができます。
プレマーケットで取引できるのはマネックス証券
マネックス証券ならプレマーケットで取引できます
当たり前ですが、時間外取引に対応している証券会社を使わなければ、プレマーケットで取引することはできません。
日本で、時間外取引(プレマーケット・アフターマーケット)に対応しているのは「マネックス証券」です。
米国株を取引するなら、マネックス証券の口座を開いておいて、損はないと思います。
なぜなら、マネックス証券は、米国株サービスに力を入れているからです。
マネックス証券の米国株サービスには、以下のような特徴があります。
- 取り扱い銘柄数は日本一(3,500超)
- 米国株の取引手数料は国内最安(楽天証券・SBI証券と横並び)
- 時間外取引(プレマーケット・アフターマーケット)に対応
- 特定口座に対応
マネックス証券は、親会社のマネックスグループがアメリカの証券会社(Trade Station)も所有しているため、このように米国株サービスに力を入れています。
新規上場株を最速で取引したい場合は、マネックス証券を検討してみると良いでしょう。
新規上場株を売買する場合のポイント
決算が悪かったら売る
新規上場株は、決算が悪かったら売りましょう
新規上場株を取引する際のポイントも説明したいと思います。
新規上場株は、決算が悪かった場合には、売ることが大切です。
なぜなら、悪い決算を発表すると、こっぴどく株価が下がるからです。
例1:フェイスブック(FB)の場合
例えば、フェイスブックは上場後しばらくの間、決算が良くありませんでした。
今でこそ、株価は大きく伸びていますが、上場後の決算が悪かった時期は、上場時から株価が半分になっています。
例2:ウーバー(UBER)の場合
最近の例も見ておきましょう。
UBERは、2019年2Q(4月〜6月期)に悪い決算を出しました。
この決算発表は2019年8月上旬でした。
以下は、その後のUBERの株価の推移ですが、やはり大きく株価が下がっています。
「悪い決算」とは?
ここで言う「悪い決算」とは何かについても、詳しく書いておきたいと思います。
悪い決算というのは、売上あるいは利益(EPS)が、アナリストたちの予想を下回る決算です。
例えば、先ほどのUBERの場合は、以下のような決算でした。
UBER 2019年2Q(4月〜6月期)の決算
売上:$3.17B(前年比 +14.4%)、アナリストたちの予想を$220M下回りました
EPS:-$4.72、アナリストたちの予想を$1.53下回りました
株式市場の参加者は、基本的にアナリストたちが予想する業績に基づいて、株を売買しています。
そのため、アナリストの予想よりも、実際の業績が悪いと、株価に見直しが入り、売られるわけです。
この仕組み自体は、どの株でも同じですが、新規上場株の場合は、少し異なる点があります。
新規上場株というのは、大抵の場合、成長期待がたっぷりと乗っています。
PERが非常に高くなっていることが多いですし、利益が赤字のケースもあります。
つまり、新規上場株は、その実績というよりも「成長しそう」という期待で買われます。
期待だけで買われている分、期待を下回ると、大きく売られるのです。
まとめ
今回説明したポイントは、以下の通りです。
- 日本の投資家は、米国株のIPOには参加できない
- 上場初日のプレマーケットで取引すれば、通常の取引時間よりも前に売買できる
- 日本ではマネックス証券がプレマーケットに対応している
- 新規上場株は、決算が悪かったら売った方がよい
以上です!
米国株についての情報は、以下のページにまとめているので、ぜひご覧ください。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。