今回のテーマ:株価暴落はいつまで?買い時タイミングの見分け方。

落ちるナイフには手を出すなっていうよね。
株価暴落っていつになったら終わりと判断して買っていいの?
今回は、こんな疑問を解消していきます。
株価暴落後の買いタイミングを見分けるというのは、実はそんなに難しくありません。
チャートが特定の形(ダブルボトム)を形成するのを待つだけだからです。
それでは、詳しく説明していきたいと思います。
この記事の目次
株価暴落はいつまで?買い時タイミングの見分け方

一般的に「株価暴落時は買い時」と言われます。
でも、明日、今日よりも株価が下がるかもしれない中で買うのは、何となく怖いですよね。
できれば、株価が底打ちしたのを確認してから買いたいという感覚は普通だと思います。
そんなときは、チャートが「ダブルボトム」を形成するのを待つのがオススメです。
ダブルボトムが出現するのを待とう
ダブルボトムは、株価が底打ちするときに現れることが多いチャートパターンです。
雑な絵で恐縮ですが、以下のようにアルファベットの「W」の形を指します。

大切なのは、2回目の安値が、1回目の安値のラインを下回っていないことです。
この形が現れるということは、ダブルボトムの底のラインまで売られると、買う側がたくさんいて下落が止まるということです。
つまり、このダブルボトムの底が、株価下落の底であると認識できるわけです。
実際のチャートでも確認しておきましょう。

ちょっとトリプルボトム気味になっている感じもしますが(笑)。
だいたい23,500〜24,000円のあたりにある「底のライン」を守って、その後は反発上昇していることが分かります。
底打ちを確認してから買いたい方は、このような形が現れるのを待ってみてください。
ダブルボトムをどのタイミングで買うか
ダブルボトムが現れたら、だいたい株価が底打ちしたサインだと書きました。
続いて、ダブルボトムが現れたら、どのタイミングで買えばよいかを説明します。
(1)2回目の底で買うパターン
底に近いところで買いたい方にオススメなのが、2回目の安値を確認して買うパターンです。

このパターンのメリットは、底に近い位置で安く買えることです。
逆にデメリットは、ダブルボトムを形成せずに、また反落して安値を割り込んでしまう可能性があることです。
がっつり利幅を取りたいので、ちょっとリスキーでも底に近いところで買いたいという方にオススメです。
(2)ネックラインを超えたところで買うパターン
続いて、ネックラインを超えたところで買うパターンです。

こちらの方がしっかりとダブルボトムの形が現れているので安心感があります。
安全を重視したい方は、このタイミングで買うと良いでしょう。
チャートは相場の先行きをみる参考になる

ここまで、ダブルボトムについて説明してきました。
このように、チャートの形をもとに目先の株価の動きを予想する方法を「チャート分析」あるいは「テクニカル分析」と言います。
チャートの見方は分かっていて損はない
僕自身は、バリュー投資家なので、特に「暴落の底」を気にして売買はしていません。
バリュエーションが割安なら買えば良いからです。
しかし、目先の株価が上がりそうか下がりそうかは、ざっくりとチャートを見て、一応把握しています。
バリュー投資家とはいえ、目先の動きがある程度分かる方が、安心感はあります。
ということで、投資をしている方なら、チャート分析ができて損はないと思います。
チャート分析ならこの1冊
チャート分析を勉強したい方にオススメの一冊を紹介しておきます。
この書籍は、米国株界隈で有名な広瀬さんが紹介されていた本で、僕も買いました。
アメリカでは、どこのファンドマネージャーの事務所に行っても、一冊は置いてある名著だと言います。
もしよければ、読んでみてください。
(レビューの紹介)
★★★★☆ チャートの定石はこの一冊で十分です
チャート、ファンダメンタルズの組み合わせ、または一方のみで投資を行うかともいますが、チャートの読み方、定石を知るにはこの一冊で十分です。
FXを始めるにあたり読み込みましたが、出来高を取得するツールがないため、この本に書いてあることそのままFXへ応用することは不可能かと思いますが、トレンドや頻出チャートは株だろうとFXだろうと先物市場だろうと同じと考えておりますので、株やFX、先物などのチャートを利用する投資はこの本で定石を一通り学ぶべきかと思います。
オリジナルな投資手法は、この基本を学んでから探しに行った方が良いと思います。
まとめ
今回は、株価暴落時の買い時タイミングを紹介しました。
説明した内容を整理しておきたいと思います。
- 株価が底打ちするときには、ダブルボトムの形が現れることが多い
- 底値に近いところで買いたい場合は、2回目の安値で買うのが良い
- 安全性を重視したい場合は、ネックラインを上回ってから買うのが良い
では、今回はこの辺で失礼させていただきます!
株価暴落時に売るべきかについてはこちら。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。