【IBM】IBMの株価は割安?(2020年2月@151ドル)

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キャプテン資本主義

どうも、キャプテンです!

投資好きな20代サラリーマン。

インデックス投資と米国株で1600万円ほど運用しています。

 

どうも、キャプテンです。

 

今回は、IBMの株価について、割高・割安を考えます。

IBMの基本情報は、以下の記事にまとめてあるので、そちらを読んでくださいね。

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【IBM】IBM:株価・銘柄分析・決算・業績と配当

2019年10月24日

 

それでは、さっそくバリュエーションしていきましょう。

 

IBMの株価は割安?

直近の経営状況の振り返り

まずは、簡単に直近の経営状況を振り返っておきましょう。

 

(1)クラウドとSaaSにキャッチアップ中

IBMは1990年代にコンサル事業に参入すると、2000年代にはソフトウェア販売事業で売上を大きく伸ばしました

しかし、この成功体験によって、2010年代の時代の流れに乗り遅れることとなります。

 

2010年代からは、クラウドSaaS(Software as a Service)の時代です。

ソフトウェアやサーバーを買い切りで販売していたIBMは、サブスクリプション形式のクラウドやSaaSには、やや乗り遅れたと言えるでしょう。

 

クラウド事業には参入していましたが、AWS(アマゾン)やAzure(マイクロソフト)のようなパブリッククラウドではなく、プライベートクラウドを推してきました。結果、伸びたのはパブリッククラウド市場であったため、苦戦気味です。

 

また、IBMが取り組んできたクラウドはインフラのみであり、ソフトウェア部分のクラウドサービス(Software as a Service)には取り組んできませんでした。直近は、RedHatを買収して、こちらにも力を入れています。

 

(2)事業再編で売上は減少

IBMはクラウド事業を伸ばしつつ、サーバーの販売事業など、将来性の低い事業を手放しています。

クラウド事業は年20%程度で成長していますが、まだ売上の減少を支えるほどではないため、IBMのトップラインは2010年代を通じて減少を続けてきました。

 

2019年12月には、5四半期ぶりに売上が反転しましたが、まだしばらく厳しい状況は続きそうです。

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【IBM】IBM、2019年4Q決算:6四半期ぶりの売上反転、クラウドは20%台で成長。

2020年1月25日

 

(3)経営状況のまとめ

以下、IBMの直近の経営状況を再度整理します。

  • クラウドやSaaS分野で競合に出遅れたため、現在はキャッチアップ中
  • 売上は2010年代を通じて減少しており、底打ちの傾向は見えるものの、まだしばらく苦戦は続きそう

 

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IBMのバリュエーション

さて、続いてIBMのバリュエーションを見ていきましょう。

 

(1)バリュエーションの基礎

まずは、バリュエーションの基本を振り返っておきましょう。

DCF法に基づく計算式

事業価値 = フリーキャッシュフロー / (割引率 − フリーキャッシュフロー成長率)

 

この事業価値が、現在の売値(時価総額 + 純負債)よりも高ければ割安、低ければ割高だと判断できます。

 

(2)IBMの売値

現在、IBMの時価総額は$133.5B、純負債は59.3Bです。

合計すると、IBMは$192.8Bで売られていることになります。

 

(3)IBMのフリーキャッシュフロー

IBMの直近のフリーキャッシュフローを確認します。

ざっくりとしたフリーキャッシュフローは、2019年時点で$12.4Bです。

 

(4)フリーキャッシュフローの成長率と事業価値

それでは、IBMの事業価値を計算してみましょう。

フリーキャッシュフローの成長率に応じた事業価値を表にすると、以下のようになります。

割引率 成長率 事業価値 売値との差額
10% -2% $103.3B -$89.5B
10% 0% $124.0B -$68.8B
10% 2% $155.0B -$37.8B
10% 4% $206.7B $13.9B
10% 6% $310.0B $117.2B

 

今後のフリーキャッシュフロー成長率が4%程度以上であれば、現在の売値はフェアバリューだということになります。

今後の成長率が4%程度よりも低い場合、現在の株価は割高です。

今後の成長率が4%程度よりも高い場合、現在の株価は割安です。

 

この4%程度というフリーキャッシュフロー成長率は現実的なのでしょうか?

 

IBMは、過去10年のざっくりとしたフリーキャッシュフロー成長率は平均-3%程度です。

フリーキャッシュフローではなくEPSになってしまいますが、アナリスト予想では2023年までのEPS成長率の平均は4%弱となっています。

 

IBMは、過去にも衰退産業から成長産業に乗り換えてきた経緯があります。クラウド事業も徐々に成長してきているので、長期的に考えると、年4%程度のフリーキャッシュフロー成長率は達成できるのではないかと思います。

一方で、直近のフリーキャッシュフロー成長率は年4%を下回ることが多いでしょう。

現在の株価は、超長期であれば概ねフェアバリュー、数年で見れば割高だと思います。

 

 

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