株って儲かるの?という方へ。
株って儲かるの?
株で儲けた、株で損した、という話を聞くけど、実際はどのくらい儲かるの?
こんな疑問にサクッと答えていきますよ!
投資をしていると話すと
「株って儲かるの?」
と友人に聞かれることがあります。僕から言えることは、
「正しくやれば、そこそこ儲かる。」世界経済が成長する限り、
株式投資の期待値はプラスです。しっかり分散して投資すれば、
期待値程度を稼ぐことは難しくない。— キャプテンの資産運用 (@captainvesting) January 13, 2020
この記事の目次
株式投資の期待値
期待値とは?
期待値とは、平均的にどのくらいの数値結果が期待できるかという概念です。
例えば、以下のような宝くじがあったとします。
確率 | 金額(円) |
95.0% | 100 |
4.0% | 1,000 |
0.9% | 10,000 |
0.1% | 1,000,000 |
この宝くじを1枚買うと、平均的にどのくらいのお金が当たるでしょう?というのが期待値の考え方です。
期待値の計算方法
期待値の計算方法は簡単です。
それぞれの確率と数値を掛け合わせたものを足すだけだからです。
例えば、先ほどの宝くじの期待値を計算してみましょう。
期待値の計算
95% × 100円 + 4% × 1,000円 + 0.9% × 10,000円 + 0.1% × 1,000,000円
= 1,225円
先ほどの宝くじは1枚あたり1,225円が当たることが分かりました。
この宝くじが、もしも1枚1,000円で売られていたなら、期待値はプラス、つまり平均的には儲かることが分かります。
株式投資の期待値はどのくらい?
さて、それでは株式投資の期待値はどのくらいなのでしょうか?
これを計算したジェレミー・シーゲルという教授がいます。彼は研究の成果を『株式投資の未来』という書籍にまとめています。
ジェレミー・シーゲル教授の研究によると、アメリカを代表する500社(S&P500)に投資をした場合、過去200年のデータから計算すると、その期待値は概ね年率6.5%〜7%(インフレ考慮済み)に落ち着くことが分かっています。
この間に、南北戦争や世界恐慌、第一次世界大戦や第二次世界大戦、オイルショックなど、様々な出来事がありましたが、それらを平均的な期待値でみると、期待値は年率6.5%〜7%だったのです。
つまり、株に投資をすると、上がる株も下がる株もあるし、上がる年も下がる年もあるけれど、平均的には年間6.5%〜7%程度儲かるということです。
株価というのは会社の値段ですから、世界経済が成長していく中で、企業も成長していくことによって、基本的に株価は上がっていくのです。
期待値通りに儲かる方法
株式投資の期待値はプラス、つまり平均的には儲かるということは分かりました。
でも、個別で見れば、上がる株もあれば下がる株もあって、上がる年もあれば下がる年もあると書きました。
では、どのようにすれば、期待値通りに年間6.5%〜7%程度の投資利益を得られるのでしょうか?
その答えは、しっかりと分散することです。
具体的には、銘柄と時間を分散することです。
銘柄の分散:複数の銘柄に分散して投資する
まず、一つ目は銘柄を分散することです。
銘柄を複数に分散するほど、期待値通りの結果を得やすくなります。これは期待値の性質です。
例えば、先ほどの宝くじで考えれば分かりやすいのですが、先ほどの宝くじが10,000枚発行されたとして、1枚だけ買うと100円が当たる確率が高いですよね。95%の確率で100円が当たるわけですから。一方で、全部買っちゃえば、当然、期待値通りの結果になりますよね。
株の場合も、これと同じです。
儲かる銘柄も損する銘柄もありますが、たくさんの銘柄に分散して投資するほど、平均あるいは期待値通りの結果が得やすくなります。
複数の銘柄に分散して投資するには、インデックス投資がおすすめです。
時間の分散:途中でやめないで継続する
同じく、時間も分散することが大切です。
先ほど、儲かる年もあれば、損する年もあると書きました。
この場合は、長い間持っていれば持っているほど、時間が分散されていることになるので、期待値通りの結果に収束しやすくなります。
つまり、損したから怖くなって売るとか、ちょっと儲かったから売るとかではなく、じっくりと長期間、株を保有し続けることによって、時間を分散させて、期待値通りの成果を得られることができるのです。
まとめ
今回は、以下の内容を説明しました。
- 期待値とは、複数のパターンがある中で、平均的にどのくらいの数値になるかという概念です
- 株は期待値で考えると、年に6.5%〜7%程度儲かります
- 期待値通りの成果を得るためには、銘柄と時間を分散することが大切です
株って儲かるの?という疑問が解消されたと思います。
なお、投資の始め方については、こちらの記事で説明しています。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。