株式投資の期待値【株って儲かるの?】

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キャプテン資本主義

どうも、キャプテンです!

投資好きな20代サラリーマン。

インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。

 

株って儲かるの?という方へ。

株って儲かるの?

株で儲けた、株で損した、という話を聞くけど、実際はどのくらい儲かるの?

 

こんな疑問にサクッと答えていきますよ!

 

株式投資の期待値

期待値とは?

期待値とは、平均的にどのくらいの数値結果が期待できるかという概念です。

例えば、以下のような宝くじがあったとします。

確率 金額(円)
95.0% 100
4.0% 1,000
0.9% 10,000
0.1% 1,000,000

 

この宝くじを1枚買うと、平均的にどのくらいのお金が当たるでしょう?というのが期待値の考え方です。

 

期待値の計算方法

期待値の計算方法は簡単です。

それぞれの確率と数値を掛け合わせたものを足すだけだからです。

 

例えば、先ほどの宝くじの期待値を計算してみましょう。

期待値の計算

95% × 100円 + 4% × 1,000円 + 0.9% × 10,000円 + 0.1% × 1,000,000円

= 1,225円

 

先ほどの宝くじは1枚あたり1,225円が当たることが分かりました。

この宝くじが、もしも1枚1,000円で売られていたなら、期待値はプラス、つまり平均的には儲かることが分かります。

 

株式投資の期待値はどのくらい?

さて、それでは株式投資の期待値はどのくらいなのでしょうか?

これを計算したジェレミー・シーゲルという教授がいます。彼は研究の成果を『株式投資の未来』という書籍にまとめています。

 

ジェレミー・シーゲル教授の研究によると、アメリカを代表する500社(S&P500)に投資をした場合、過去200年のデータから計算すると、その期待値は概ね年率6.5%〜7%(インフレ考慮済み)に落ち着くことが分かっています。

この間に、南北戦争や世界恐慌、第一次世界大戦や第二次世界大戦、オイルショックなど、様々な出来事がありましたが、それらを平均的な期待値でみると、期待値は年率6.5%〜7%だったのです。

 

つまり、株に投資をすると、上がる株も下がる株もあるし、上がる年も下がる年もあるけれど、平均的には年間6.5%〜7%程度儲かるということです。

株価というのは会社の値段ですから、世界経済が成長していく中で、企業も成長していくことによって、基本的に株価は上がっていくのです。

 

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期待値通りに儲かる方法

株式投資の期待値はプラス、つまり平均的には儲かるということは分かりました。

でも、個別で見れば、上がる株もあれば下がる株もあって、上がる年もあれば下がる年もあると書きました。

では、どのようにすれば、期待値通りに年間6.5%〜7%程度の投資利益を得られるのでしょうか?

 

その答えは、しっかりと分散することです。

具体的には、銘柄と時間を分散することです。

 

銘柄の分散:複数の銘柄に分散して投資する

まず、一つ目は銘柄を分散することです。

銘柄を複数に分散するほど、期待値通りの結果を得やすくなります。これは期待値の性質です。

 

例えば、先ほどの宝くじで考えれば分かりやすいのですが、先ほどの宝くじが10,000枚発行されたとして、1枚だけ買うと100円が当たる確率が高いですよね。95%の確率で100円が当たるわけですから。一方で、全部買っちゃえば、当然、期待値通りの結果になりますよね。

 

株の場合も、これと同じです。

儲かる銘柄も損する銘柄もありますが、たくさんの銘柄に分散して投資するほど、平均あるいは期待値通りの結果が得やすくなります。

 

複数の銘柄に分散して投資するには、インデックス投資がおすすめです。

資産運用の初心者にはインデックス投資がおすすめ【プロにも負けない投資方法】

2019年8月9日

 

時間の分散:途中でやめないで継続する

同じく、時間も分散することが大切です。

先ほど、儲かる年もあれば、損する年もあると書きました。

この場合は、長い間持っていれば持っているほど、時間が分散されていることになるので、期待値通りの結果に収束しやすくなります。

つまり、損したから怖くなって売るとか、ちょっと儲かったから売るとかではなく、じっくりと長期間、株を保有し続けることによって、時間を分散させて、期待値通りの成果を得られることができるのです。

 

まとめ

今回は、以下の内容を説明しました。

  • 期待値とは、複数のパターンがある中で、平均的にどのくらいの数値になるかという概念です
  • 株は期待値で考えると、年に6.5%〜7%程度儲かります
  • 期待値通りの成果を得るためには、銘柄と時間を分散することが大切です

 

株って儲かるの?という疑問が解消されたと思います。

なお、投資の始め方については、こちらの記事で説明しています。

資産運用の初心者向け、始め方完全ガイド【何から始める?】

2019年10月6日

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