さてさて、このページにたどり着いたということは、あなたの目的はズバリひとつなのではないでしょうか。
「株で億万長者になりてぇ〜」
でも、なれるの?
そこのところを、今回は検証していきましょう。
この記事の目次
株で億万長者になる方法

さて、結論から言うと、株で億万長者になれる可能性は普通にあります。
ということで、億万長者になれる確率が高い方法を見ていきましょう。
米国株に長期投資して、配当を再投資する
株で億万長者になる確率を上げたいのであれば、正しい投資対象に長期間に渡って投資をする必要があります。
正しい投資対象というのは、過去長年にわたって上昇を続けてきたものであり、ズバリ米国株です。
特に、投資についての勉強などにあまり時間を割けない場合には、S&P500に連動するETFや投資信託に投資して、配当はすべて再投資しましょう。これはウォーレン・バフェットも勧めている投資戦略です。
S&P500に連動するインデックス投資については、以下の記事で具体的な手順まで含めて、詳しく解説しています
多くの日本人は、あまり考えずに日本株への投資から始める人が多いかもしれませんが、日本株と米国株では過去の実績が違います。

(「投資家Life」様より)
米国株に投資をした投資家は1398%のリターンを記録したのに対して、日本株に投資をした投資家は92%とむしろ減ってしまっているのです。
それだけ正しい市場で投資をすることが重要なのです。
日本からでも簡単に米国株に投資できる今の時代に日本の株式に投資しつづけるというのは、スター選手たちを生み出してきたNBAに投資ができるのに、日本のバスケットボール業界にお金をつぎ込んでいるようなものです(愛国心でやりたければ止めませんが)。
億万長者になりたいのであれば、米国市場に長期投資をしましょう。
毎月、愚直に積立投資を続ける
さて、投資先は米国株で、長期投資をすればいいということが分かりました。
あとは、愚直にドルコスト平均法で積立投資を続けましょう。
ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法というのは、毎月一定の株数ではなく、一定の金額を積み立てることをいいます。
つまり、毎月10株買うのではなく、毎月3万円買うというイメージです。
それでは、どうして定額で買い付ける方が良いのでしょうか?
それは、定額で買い付けていくことで、株価が高いときには少なめに、株価が安いときには多めに株を買うことができるからです。
投資の成績というのは、株価が安いときにどれだけ買えたかによって大きく左右されるため、長期的な資産形成にあたっては株価が低迷する不況時に淡々と買い増せる定額の積立投資が優れているのです。
- 株で億万長者になるには、S&P500に連動するETFや投資信託に長期投資する。
- ドルコスト平均法で毎月定額を積み立てる。
株で億万長者になるためには何年掛かるか
それでは、実際にいくらずつ積み立てた場合に、何年間で億万長者になれるのかを考えてみましょう。
まずは最近のS&P500の実績を確認します。以下の通りです。
年 | 年間リターン | 年間リターン(配当込み) |
過去25年平均リターン
|
2013 | 29.60% | 32.39% | 10.26% |
2014 | 11.39% | 13.69% | 9.62% |
2015 | −0.73% | 1.38% | 9.82% |
2016 | 9.54% | 11.96% | 9.15% |
2017 | 19.42% | 21.83% | 9.69% |
過去25年間のリターンで平均すると、だいたい平均して9%のリターンはあることが分かります。
もう少し遡れば、10%を基本的に超えているのですが、ここでは控えめに年率9%のリターンで計算していきます。
(1)毎月3万円を積み立てる場合
毎月3万円を積み立て、年率9%で運用できた場合、資産の推移は以下のようになります。
もちろん実際の運用ではもっと山あり谷ありになりますが、均して平均9%で考えると、基本的に約40年もあれば1億円を突破することが分かります。
22歳の就職時から積立投資を始めれば、引退するまでには億万長者になっています。
(2)毎月5万円を積み立てる場合
続いて、毎月5万円を積み立てた場合を計算してみましょう。
こちらの場合は、約30年とちょっとで1億円を突破しています。
とはいえ、毎月3万円の場合が38年、毎月5万円の場合が33年なので、5年ほどの差でしかありません。
また、5万円ずつ40年積み立てて年率9%で運用した場合には、2億円を超えることが分かります。
最後の7年間で1億円増えており、資産が増えてきたときに、いかに資産運用の効果があるかが露骨に分かります。
(3)毎月10万円を積み立てる場合
最後に、毎月10万円を積み立てた場合を考えてみましょう!
毎月10万円を積み立てた場合、なんと25年で億万長者の仲間入りとなります。
22歳から毎月10万円を積み立てることができれば、47歳で億万長者です。(それでも意外と掛かりますね)
- S&P500の平均リターンは、年率でだいたい9%以上。
- 毎月3万円の積立投資なら約38年、毎月5万円の積立投資なら約33年、毎月10万円の積立投資なら約25年で億万長者。
- 実際の運用では、山あり谷ありで試算通りに行くわけではない。
なお、このような積立投資については、具体的な手順まで含めて、以下の記事で詳しく解説しています。
億万長者にはなれる、それで?

さて、誰でもというのは言い過ぎかもしれませんが、億万長者になることが「針の穴に糸を通すような難しいこと」ではないという点については、ご理解いただけましたでしょうか。
そうすると、思考が少し変わってくるのではないでしょうか。
「なんだ、どうせ億万長者にはなれるのか。で、他に何がしたいんだっけ?」
そう、億万長者にはなろうと思えばなれると理解したなら、今度は億万長者になることの意義自体を冷静に見直すことができるはずです。
日本の独立系投信の草分けである「さわかみ投信」の澤上篤人さんの「ファイナンシャルインディペンデンス」と題されたブログ記事があるのですが、僕は常々、これを名文であると感じています。
以下、特に重要な部分を引用します。
長期投資である程度の資産規模まで行くと、その先の膨れ上がり方が右肩上がりで加速する。これを複利の雪だるま効果というが、本格的な長期投資ならではの芸当である。
そこまで理解が進むと、あなたが想定するファイナンシャルインデペンデンスよりずっと早い段階で、お金をどんどんつかっていけるようになる。どうせまた殖えるのだから、手持ちの余裕を世の中にまわさせてもらおうとなってくる。
実は、この感覚がすでにファイナンシャルインデペンデンスなのだ。金融資産が大きく膨れ上がった先ではなく、まだそこそこの段階から早くもお金をカッコ好くつかえる自由人になってしまう。将来の蓄えとか年金がどうのこうのなどにとらわれず、自由自在に生きていけたらどんなに素晴らしいことか。それも、人生の早い段階からだよ。
分かりますでしょうか。
ファイナンシャルインディペンデンスを達成できるという理解が強くなればなるほど、ファイナンシャルインディペンデンスを達成する前から心の余裕が生まれて、自信を持ってお金を使えるようになるという話です。
同じく、億万長者になれるというイメージが具現化すればするほど、実際に1億円を手にする前から、億万長者としての心のあり方が手に入るのです。
今回のブログで伝えたかったポイントは、まさにここです。
株で億万長者になることは難しくない。それを理解して、次は、億万長者として何をしたいか、どう振る舞いたいかを考え始め、実際にそのように振る舞おうということなのです。
億万長者になって、たっぷりと漫画を読んだり、ゲームをしたいのであれば、どうせ積立投資を続けていれば億万長者になるのだから、それはそれでやりながら、今から楽しんでたっぷりと漫画を読んだり、ゲームをすればいいのです。
億万長者になって、小説を書きたいのであれば、どうせ億万長者にはなるのだから、今から小説を同時に書き始めたってバチは当たらないでしょう。
このように「億万長者にはどうせなるのだ」という気持ちで、前倒しで自分の理想の人生を始めてしまいましょう。
- 株で億万長者にはなれる。
- 株で億万長者になることを強くイメージして、億万長者として何をしたいかを考えよう。
- そして、実際にそのように振る舞おう
キャプテンのひとこと

まずは、しっかりと積立投資を始めて、億万長者になれるというイメージを持つようにしましょう!
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。