株とギャンブルの決定的な違い【株は期待値がプラスです】

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キャプテン資本主義

どうも、キャプテンです!

投資好きな20代サラリーマン。

インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。

 

今回のテーマ:株ってギャンブルなの?

株で稼いだって話も聞くし、本当はちょっと株をやってみたい。

だけど、株はギャンブルのようなものだと聞くし、ギャンブルならやらないほうがいいよね。

うーん、株ってギャンブルなの??

 

今回は、こんな悩みをスッキリ解決していきたいと思います。

 

最初に結論から言っておくと、長期投資をする場合、株はギャンブルではありません。

僕自身、株に投資をしていますが、ギャンブルなら投資なんてしません。

 

株がギャンブルでない理由は簡単で、投資対象を間違えなければ、長期投資の期待値はプラスだからです。

これだけでは「???」という方にも分かりやすいように説明していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

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株とギャンブルの決定的な違い

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株とギャンブルの決定的な違い、それは期待値です!

 

ギャンブルの期待値はマイナス

ギャンブルというと、競馬や宝くじなどを思い浮かべると思います。

これらがギャンブルなのは、期待値がマイナスだからです。

 

(1)競馬の期待値

例えば、競馬で考えてみましょう。

ある1レースの結果を予想して、みんなが馬券を買います。その結果、1億円分の馬券が売れたとしましょう。

競馬の場合は、だいたい胴元である競馬場が25%を抜いて、残りの75%が予想を当てた人に支払われます。

 

そうすると、馬券を購入した参加者全体で見ると「1億円を払って、7500万円が返ってくる」という、期待値がマイナスの(参加者が損をする)仕組みになっていますよね。

 

(2)宝くじの期待値

宝くじの場合も、同じです。

というか、宝くじの場合は、もっとひどいです。

 

例えば、ある宝くじがあって、みんなが100億円分の宝くじを買ったとします。

宝くじの場合は、還元率が45%程度と言われているので、運営が55%にあたる55億円を抜くわけです。

残りの45億円が、宝くじを買った人に、当たりに応じて支払われます。

このとき、宝くじの購入者全体でみると「100億円を払って、45億円が返ってくる」という仕組みになっています。

 

つまり、競馬や宝くじは、特をする人や損をする人がいるけれど、全体でみると基本的には期待値がマイナスで、参加すると損をする確率が高いということです。

 

ポイント

  • ギャンブルは、そもそも期待値がマイナス
  • 全体でみたときに、参加者が損をする仕組みになっている

 

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株は長期投資なら期待値はプラス

ギャンブルは期待値がマイナスでしたが、株は期待値がプラスです。

 

以下は、アメリカの主要な企業500社の株価から計算された「S&P500」という指数の推移です。

少し難しいかもしれませんが、ざっくりと「アメリカ全体の株価」のようなイメージだと思ってください。

 

 

株価は途中で上がったり下がったりしていますが、長期でみると、基本的には価格が上がっています。

 

もちろん、あたりのクジとハズレのクジがあるように、個別の企業でいえば、株価が上がるものもあれば、下がりっぱなしのものや倒産して0円になってしまう企業もあります。

しかし、全体としてみたときには、上のチャートのように、株の場合は期待値がプラスだということです。

(株価は、過去の実績に基づくと、基本的に平均して年率7%ずつ増えると言われています。)

 

もう少し分かりやすく、先ほどのギャンブルのときと同じような形式で書いてみます。

みんなが株を100兆円分買ったとします。

年率7%で増えていくと、10年後には、これが200兆円程度になります。

つまり、特をする人や損をする人がいるけれども、10年かつ全体でみると「100兆円を払って、200兆円が返ってくる」という仕組みになっているということです。

当然、儲かる人が多くなるというわけです。

 

とはいえ、全ての株式市場で期待値がプラスなわけではありません。

例えば、以下は日経平均株価の推移です。(日本全体の株価だとイメージしてください)

 

右肩上がりではないですよね。

このような株式市場に投資をすると、期待値はプラスになりません。

 

アメリカの株式市場や、世界全体の株式市場は基本的に期待値がプラスになるので、そのような株式市場の株に、長い期間にわたって投資をした場合は、儲かる確率が高いということです。

 

また、長期では株価が上がっていますが、短期では上下にジグザグしています。

短期で投資をする場合には、ややギャンブル気味であるという点には注意しましょう。

 

ポイント

  • 株は長期でみると期待値がプラス
  • 長期で株価が上がっていない株式市場(日本とか)は期待値がプラスにならないので要注意!
  • 短期では上下にジグザグ動くのでギャンブル気味になる

 

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期待値がプラスの株で、損をする確率を減らす方法

株もギャンブルも、特をする場合と損をする場合があるという点では変わりません。

 

しかし、全体でみたときには、

  • ギャンブルはそもそも期待値がマイナスで、損をする確率が高い
  • 株はそもそも期待値がプラスで、特をする確率が高い

という違いがあることを、ご理解いただけたかと思います。

 

でも、いくら「株は特をする確率が高いので、ギャンブルではない」と言っても、損をする側になってしまっては意味がないですよね。

 

そこで、特に初心者の方におすすめなのが「分散投資」です。

 

例えば、1つの会社の株だけを買った場合、万が一その企業が倒産すると、株価は0円になってしまいます。

つまり、損をした側になってしまうということです。

 

しかし、100社の株を少しづつ買っていたらどうでしょう?

数社が倒産しても、他の会社は株価が上がって、全体でみると儲かる確率が高くなります。

つまり、多くの企業の株に分散して投資すれば、「全体でみると」の状態に近づくことができて、期待値通りの結果が得やすくなるわけです。

 

ポイント

  • 多くの企業の株に分散して投資をすると、期待値通りのプラスの結果を得やすくなる

 

まとめ

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株とギャンブルの違いを説明しました

 

今回は、株とギャンブルの違いを説明しました。

 

何度も繰り返しになってしまいますが、

  • ギャンブルは、期待値がマイナスで、全体として損をする仕組みになっている
  • 株は、期待値がプラスで、長期では全体として特をする仕組みになっている

 

そして、1社の株だけでなく、多くの企業の株に分散して投資をすることで、期待値通りのプラスの結果を得やすくなる、という内容を説明しました!

 

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2019年10月6日

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