資産運用の初心者に投資信託はおすすめか知りたい方へ。
初心者が資産運用するのに、投資信託はおすすめ? あと、具体的におすすめな投資信託があれば教えてほしい。
こんな疑問に答えていきます。
この記事で分かること
この記事は5分ほどで読めると思うので、ぜひ読んでみてください。
結論を先に書いておくと、資産運用の初心者の方には投資信託がおすすめです。
それでは、さっそく内容に入っていきましょう!
この記事の目次
資産運用の初心者に投資信託がおすすめな理由

投資信託とは?
そもそも投資信託とは何でしょう?
投資信託とは「資産運用を代わりにやってくれる」というものです。
まず、投資信託は多くの投資家から投資資金を集めます。
そして、みんなから集めた投資資金を、ファンドマネージャーが株などに投資して運用します。
運用の利益は、それぞれの投資額に応じて分配されます。

投資信託協会のウェブサイトより
簡単にいうと、資産運用の代行サービスのようなイメージですね。
投資信託に投資をしたお金は、いつでも投資信託の持分を売ることで、引き出すことができます。
運用の利益が出ていればお金は増えて戻ってきますし、運用損が出ていればお金は減って戻ってきます。
また、投資信託にもたくさんの種類があり、それぞれの投資信託ごとに運用方針があります。
例えば「うちは日本のベンチャー企業の株に投資します」、「うちは世界中の債券に投資します」みたいな感じです。
日本でも数千種類の投資信託が販売されています。
資産運用の初心者におすすめな2つの理由
続いて、資産運用の初心者の方に投資信託がおすすめな理由を説明します。
投資信託には、以下のようなメリットがあります。
- 少額から分散投資できる
- 低コストで分散投資ができる
つまり、投資信託がおすすめな理由は、ズバリ「分散投資」が簡単にできることです。
分散投資について説明したうえで、それぞれのメリットを説明してきます。
(1)分散投資って何?
分散投資というのは、いろんな投資対象にお金を広く分散して投資することです。
例えば、1社の株だけに投資をするのではなく、100社の株に投資をするといった方法が、分散投資になります。
資産運用の世界では、いろんな投資対象に、分散投資をすることでリスクを減らせることが知られています。
例えば、1つの会社の株だけを買っていた場合、その会社がもしも倒産したら、自分の資産は0になってしまいますよね。
でも、100社の株に分散投資していれば、1社が倒産しても、そのマイナスの影響は全体の1%に抑えることができます。
資産運用の初心者の方は、分散投資をすべきです。
絶対に倒産しない、株価も上がり続ける会社をドンピシャで当てることができる天才投資家なら分散投資は必要ないですが、多くの投資家は分散投資をした方が安全です。
僕自身も分散投資をしていますし、資産運用の初心者の方なら尚更です。
(2)投資信託なら、少額から分散投資ができます
投資信託を使うと、少額から分散投資をすることができます。
いろんな会社の株を自分で買おうと思うと、そこそこのお金が必要になります。
1つの会社の株を買うのに、日本の株だと、数十万円から必要なことが多いです。
アメリカの株(米国株)でも、数千円〜数十万円は必要です。
そうすると、何百社という株に分散投資をしようと思うと、結構な金額が必要になります。
下手をすると、数千万円が必要になります。
これは現実的ではないですよね?
一方で、投資信託であれば、1000円からでも広く分散投資ができます。
例えばアメリカの主要な500社の株に投資をしている投資信託なども、1000円から買うことができます。
投資信託は、みんなからお金を集めて運用しているので、一人あたりの金額が1000円とかでも、みんなのお金とあわせて、いろんな会社に投資してくれるわけです。
資産運用を始めたばかりの方は、少額しか投資できない方も多いと思います。
もしも、すでにある程度のお金があったとしても、資産運用には少額から慣れていった方が良いでしょう。
そうすると、少額でも分散投資を実現できるという投資信託の恩恵に預かるのが得策です。
(2)低コストで分散投資ができる
ある程度の少額から分散投資ができる手段は、投資信託だけではありません。
例えば、最近話題のロボアドバイザーなども、少額から分散投資が実現できます。
そういった他の方法と比べた場合の、投資信託のメリットは手数料の安さです。
たとえば、ロボアドバイザー大手の「WealthNavi」は、運用金額に対して、年間で1%程度の手数料が掛かります。
100万円を運用すると、毎年1万円の手数料を取られるということです。
一方で、たとえばアメリカの主要な500社に投資する「eMAXIS Slim 米国株式」という投資信託は、信託報酬(運用手数料)が年間0.165%です。
100万円を運用すると、毎年1,650円程度の手数料です。
だいぶ安いですよね。
ロボアドバイザーは、高度な運用を謳い文句にしていたりしますが、資産運用においては、実際それほど高度な運用は必要ありません。
というか、米国株と債券に投資していれば十分なので、投資信託の手数料の安さの恩恵を受ける方が得策です。
以上のように、投資信託は少額かつ低コストで分散投資が実現できる、便利な投資方法なのです。
※投資信託もたくさん種類があるので、中には信託報酬が高いものもあります。投資信託を選ぶときは、必ず信託報酬を確認するようにしましょう。
おすすめの投資信託
おすすめの投資信託を紹介します!
初心者に投資信託がおすすめな理由を説明しましたが、「じゃあどんな投資信託に投資をすればいいの?」と思われる方もいると思います。
おすすめは、ズバリ2種類です。
- 米国株に投資する投資信託
- 債券に投資する投資信託
米国株と債券がおすすめな理由については、以下の記事を読んでください。
1. 米国株に投資する投資信託
米国株に投資をする投資信託の中でも、インデックス指数に連動するように運用されるものがおすすめです。
インデックス指数に連動するような投資方法(インデックス投資)は、多くのプロの運用に勝つことが知られているからです。
「インデックス指数やインデックス投資って何?」という方は、こちらの記事を読んでみてください。
ということで、アメリカの代表的なインデックス指数としては、S&P500があります。
これはアメリカの主要な500社の株価から算出される指数なので、これに連動するように投資をすることで、アメリカの代表的な500社の株にざっくりと投資することができます。
S&P500に連動するように運用される投資信託で、信託報酬が安いものは「eMAXIS Slim 米国株式」です。
eMAXIS Slim 米国株式
三菱UFJ国際投信が運用してくれるS&P500連動の投資信託です。経費率は年率0.162%です。
2. 債券に投資する投資信託
債券についても、インデックスに連動するようなものがおすすめです。
債券に関連するインデックス指数としては、FTSE世界国債インデックスというものがあります。
これは、世界中の各国の国債(国家政府が発行する債券)の価格から計算される指数です。
FTSE世界国債インデックスに連動する投資信託の中で、低コストでおすすめなものは「eMaxis Slim 先進国債券インデックス」です。
eMaxis Slim 先進国債券インデックス
債券(FTSE世界国債インデックス)に連動するように運用されます。
信託報酬は年に0.154%と低コストです。
それぞれに投資する割合
「eMAXIS Slim 米国株式」と「eMaxis Slim 先進国債券インデックス」がおすすめだと説明しました。
あとは、それぞれにどのくらいずつ投資をしよう?と悩まれる方もいると思います。
米国株と債券へのおすすめの投資割合については、年齢によっても変わってきます。
以下の記事で、詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。
ということで、資産運用初心者の方は、投資信託を上手に使って、資産運用を始めてみてください。
なお、資産運用の始め方については、こちらの記事で詳しく説明しています。
それでは、今回はこの辺で!
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。