資産運用における、ポートフォリオの組み方を知りたい方へ。
株と債券で資産運用をするのが良いって聞いたけど、どのくらいの割合でポートフォリオを組めばいいか分からない。 あと、株と債券は、それぞれ具体的に何に投資すれば良いかも知りたい。
こんな疑問に答えていきます。
この記事で分かること
なお、今回は「株と債券にどのくらいの割合で投資をするか」という観点で説明していきます。
株(米国株)と債券がおすすめな理由については、以下の記事で説明しているので、気になる方は読んでみてください。
それでは、内容に入っていきましょう。
この記事の目次
資産運用の初心者向け、ポートフォリオの組み方【株と債券の割合】

年齢分の割合を債券に投資しよう
結論からいうと、年齢分の割合を債券に投資するのがおすすめです。
例えば、自分が20代だとします。
そうすると、20%程度を債券に投資します。
残りは80%なので、これを株に投資します。
もう一つ、例を考えてみましょう。
例えば、自分が50代だとします。
そうすると、50%程度を債券に投資します。
残りは50%なので、これを株に投資します。
こうすると、年齢が若いうちは株の割合が大きくなり、年齢を重ねると債券の割合が徐々に増えてきます。
このように投資をする理由は、以下の通りです。
- 若いうちは、まだ老後まで期間があるので、リスクをとって株に投資をするべき
- 老後が近づいてきたら、債券の割合を増やして、守りの資産運用に入るべき
それぞれ説明していきます。
若いうちはリスクをとって株に投資する
株と債券を比べると、基本的には、株の方がリターンの期待値が高いです。
例えば、世界経済の中心地であるアメリカ企業の株(米国株)に投資をした場合、過去の実績から計算すると、平均して年率7%程度のリターンが得られると言われています。
一方で、債券に投資をした場合は、現在だと年率2%程度のリターンしか得られません。
そうすると、なるべく株の割合を増やした方が、資産は増えていきます。
しかし、株にはデメリットもあります。
それは値動きが激しいという点です。
リーマンショックのような不景気がくると、株価は一時的に半分程度にまで暴落することもあります。
そこから株価が回復するには、だいたい5年前後は掛かることが多いです。
若いうちであれば、仕事を引退して、資産を取り崩しはじめるまでに、まだまだ時間があります。
例えば、20代であれば、あと40年程度は働くでしょうから、株価が暴落しても、全然回復を待つことができます。
また、資産運用している額もまだ小さいでしょうし、これから給与をどんどん稼ぐわけですから、株の値動きによるリスクは、それほど気にする必要はありません。
そのため、若いうちは株の割合を増やして、資産の成長を最大化するのが得策です。
老後が近づいたら、守りの資産運用をする
逆に、老後が近づいてきたら、守りが大切になってきます。
例えば、自分が60歳だと、引退して資産を取り崩し始めるまでに、あと5年しかありません。
もしもこの先、株価が暴落したら、資産を取り崩しはじめる(株を売りはじめる)までに、株価が回復しない可能性があります。
そのため、資産運用の期待リターンは多少下がるとしても、債券の割合を増やして、守りの資産運用に切り替えていくべきです。
例外:資産が巨大な場合
一部だけ、例外もあります。
例外として、年齢が上がっても、株の割合を下げなくていい場合があります。
それは、資産が巨大な場合です。
資産が巨大だと、株の割合を下げなくていい理由は、株の配当金だけで生活できるからです。
例えば、10億円の資産があるとしましょう。
これを全て株に投資していた場合、配当利回りが1%でも、毎年1000万円程度の配当が期待できます。
毎年1000万円の配当があれば、配当だけで生活ができます。
配当だけで生活できていれば、株を売る必要がありません。
株価が暴落した状態で老後を迎えたとしても、株を売ることなく、株価の回復を待つことができるのです。
ただ、多くの方は、そこまでの資産家ではないと思うので、年齢が上がるに従って、債券の割合を増やしていくというのが基本だと思います。
株と債券は、具体的には何に投資すべき?

株や債券にもたくさんの種類があります。
どの企業の株に投資すればよいかを判断するのは、初心者の方には難しいと思います。
そこで、おすすめなのが投資信託を活用することです。
投資信託とは、ひとことで言うと、資産運用を代行してくれるサービスです。
「投資信託ってなに?」という方は、以下の記事をご覧ください。
また、初心者向けの資産運用について、まとめて学びたいという方は、以下に整理しているので、ぜひご覧ください。
ということで、今回は以上となります!
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。