資産運用13種類を解説【初心者は何から始めるべき?】

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キャプテン資本主義

どうも、キャプテンです!

投資好きな20代サラリーマン。

インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。

資産運用にはどんな種類があるのか知りたいという方へ。

「資産運用を始めてみたいけれど、初心者なので、どんな方法があるのか分からない」と困っていませんか?

また、たくさん種類がある中で、初心者におすすめの方法を知りたいと思っている方もいるかもしれません。

この記事では、主な資産運用の方法を13種類解説したうえで、初心者におすすめの方法について説明します。

最初に結論だけ言っておくと、初心者におすすめなのは「投資信託」です。

2019年現在、筆者自身、資産運用歴は5年になり、元本の500万円ほどが合計で600万円ほどに増えています。現在はアメリカの個別企業の株式にも投資をしていますが、今でも老後に向けた資産形成は投資信託で行っています。投資信託は初心者から経験者まで、誰でも活用すべき便利な資産運用方法なのです。

というわけで、資産運用の初心者の方は、ぜひ読んでみてください。

※この記事は3分ほどで読み終わります。深堀した解説などは関連リンクを貼っておきます。

資産運用13種類を解説

まずは13種類の資産運用を解説します。

今回解説するのは、以下の13種類です。

  1. 定期預金
  2. 外貨預金
  3. 債券
  4. ソーシャルレンディング
  5. 株式
  6. REIT
  7. 金(ゴールド)
  8. 仮想通貨
  9. 投資信託
  10. ロボアドバイザー
  11. FX
  12. 先物
  13. オプション

資産運用には大きく分けて、「お金を貸して利子を受け取るもの」「事業に投資をして利益を受け取るもの」「単に価格の変化に期待するもの」「リスクの高いもの(借金をしてレバレッジをかけるもの)」の4種類に分けることができます。

今回は、大きく4種類に分けたうえで、個別の資産運用について解説していきます。

お金を貸す資産運用4種類

まずは、お金を貸して利子を受け取るパターンの資産運用を説明します。

こちらは簡単で、たとえば利子が年率1%であれば、100万円を貸すと1年で101万円に資産が増えるというものです。

リスクは、お金を返してもらえないことです。お金を貸した先が倒産してしまった場合などには、貸したお金がなくなってしまいます。そのため、一般的にはリスクが高いほど、その分、利子も大きくなります。

たとえば、「日本国債」という債券を買うことで日本政府にお金を貸すことができますが、日本政府はお金を返せなくなる可能性が非常に低いので、その10年債(10年間お金を貸すもの)の利子は年率-0.231%ともはやマイナスになってしまっています。一方で、たとえばソフトバンクグループが2019年4月に発行した債券は年率が1.64%と日本国債よりも高くなっています。

それでは、お金を貸すパターンの資産運用を4種類解説していきます。

(1)定期預金

定期預金とは、銀行にお金を貸すことで資産運用を行う方法です。

一般的な普通預金も、銀行にお金を貸していることに変わりはありませんが、定期預金の場合は、一定期間はそのお金を引き出さないという条件がつく代わりに、利子が少しだけ高くなっています。

その理由は、その期間はお金が引き出されないことが確定するので、銀行側がお金を運用しやすくなることに加えて、一定期間引き出せない分、預けている側のリスクも少し高くなるからです。

たとえば、2019年現在、普通預金にはほとんど利子がつきませんが、オリックス銀行の定期預金であれば、1年満期(1年間引き出せない)の定期預金で年率0.20%となっています。

例:オリックス銀行の定期預金

  • 1年満期:0.20%
  • 3年満期:0.30%
  • 5年満期:0.35%

(2019年8月現在)

(2)外貨預金

外貨預金は、同じく銀行にお金を貸すことで資産運用を行う方法ですが、円ではなくドルをはじめとした外国の通貨でお金を預けるのが大きな違いです。たとえば、自分の持っている円をドルに両替したうえで、ドルで銀行に預けることになります。

外国の通貨は、円高になると円ベースでの金額が減ってしまうというリスクがあります。たとえば、1ドル100円のときに100万円をドルに交換すると1万ドルになりますが、その後、1ドルが90円になってしまうと、1万ドルは90万円にしかなりません。つまり、10万円減ってしまったことになります。銀行に貸している間に、このような円高になってしまうと、円ベースでの預金額が減ってしまうのです。

一方で、銀行側からすると、そのような為替リスク(円高になると減ってしまうリスク)を取ることなく外国の通貨を借りることができるというメリットがあります。そのため、銀行は日本円の預金よりも、外貨による預金の利子(金利)を高めに設定しています。

たとえば、ソニー銀行のドル建て外貨預金であれば、ドル建ての普通預金で金利は0.55%、ドル建ての定期預金であれば1年満期のもので金利は1.6%となっています。

先ほどのオリックス銀行の円建ての定期預金が1年満期で0.2%であったことを考えると、だいぶ金利が高いことが分かります。

為替リスクをとっても良いという方、もしくは将来円がどうなるか分からないので、そもそもドルで持っていたほうが安心だと考えている方などは、外貨預金を行うことで、高めの利子を受け取ることができます。

(3)債券

債券も、お金を貸すことで資産運用を行う方法ですが、大きく違う点は、途中で利子と返済を受ける権利を他人に売ることができる点です。

たとえば、AさんがBさんに100万円を利子2%で1年間貸したとしましょう。

普通であれば、AさんはBさんから返済を受けて終わりですが、債券の場合は、Bさんが100万円分の債券を発行してAさんに渡します。そうすると、Aさんは、もしも途中で100万円が必要になったら、この債券をCさんに100万円で売ってもいいわけです。その場合、1年後にはCさんがBさんから利子2%を乗せた102万円の返済を受けることになります。

このように、お金を貸していても、いざお金が必要になったときには債券を他人に売ることで現金に戻すことができるのが債券の大きなメリットです。

債券はとても便利なので、各国政府や多くの企業などが発行しています。

世界で最もメジャーな債券は、アメリカ合衆国政府が発行している「米国債」です。

2019年8月現在、米国10年債(10年後に元本の返済を受ける米国債)は金利が1.5%程度になっています。なお、10年債といっても債券なので、先ほど説明した通り、元本の返済を待たなくても、いつでも他人に売ることで現金にすることができます。

(4)ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは、一般的に企業に対して、個人がお金を貸すことで資産運用を行う方法です。

といっても、企業が借りたいお金は数千万円などわりと大きな金額のことが多いので、一人の個人がそれだけのお金を貸すことは非常に難しいというか、ほぼ無理です。そこで、多くの個人が集まって、たとえば100人で一人10万円ずつ、その企業に対してお金を貸そうというのがソーシャルレンディングです。

ソーシャルレンディングは、日本でもたくさんの事業が立ち上がっており、金利も5%~7%程度と高いものが多いのが特徴です。

しかし、先ほども説明した通り、利子が高いのは、その分リスクが高いからです。つまり、ソーシャルレンディングは、定期預金などと比べて、貸したお金が返ってこないリスクが高い資産運用方法だということになります。

実際には、そんなに頻繁に貸し倒れが起こっているわけではありませんが、国内でもたまにソーシャルレンディングの貸し倒れが発生することがあります。また1年で元本を返済するはずが、もっと掛かってしまうといったような返済遅延もたびたび発生しています。

多少リスクが高くても、高い金利を受け取りたいという方には向いている方法だといえるでしょう。

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事業に投資する資産運用2種類

続いて、事業に投資をする資産運用の方法を紹介します。

この代表は株式です。

たとえば、企業がお金を調達したいと考えたときに、先ほどのように債券で調達する方法もありますが、株式を発行して販売することで調達する場合もあります。

債券の場合は、投資した側は、貸したお金の元本と利子しか受け取ることができません。たとえば、100万円を1年間貸して、利子が1%であれば、101万円以上に増えることはないということです。

一方で、株式の場合は、その企業がめちゃくちゃ儲かれば、その分だけ利益から配当を受け取ることができます。

たとえば、企業が200万円を株式で調達して、1000万円の利益を出したとしましょう。たとえば、そのうち500万円を来年の企業運営のために会社に残しておき、残りの500万円を株主に配当として配ったとします。そうすると、株主からすると、200万円が500万円に増えたことになります。その代わりに、もしもその企業が利益を出せなかった場合は、配当なども受け取ることができません。

事業に投資する資産運用は、お金を貸す資産運用よりも、ややハイリスク・ハイリターンとなっています。

(5)株式

株式は、上で説明した通り、企業の利益を配当などを通じて受けとることができるものです。

また、株式には配当を受け取るだけでなく、その企業の株主総会に出席して意見を言ったり、その企業の取締役の選任の際に投票に参加したりなど、株主としての権利を行使することもできます。企業が利益を出さないと株主は儲からないので、その分、企業の経営にも一部参加することができるという仕組みになっています。

一般的には、世の中のすべての企業の株式を買えるわけではありませんが、たとえば日本企業であれば東京証券取引所(東証)に上場している企業の株式は、証券会社を通じて、自由に売買することができます。世間でいわゆる大企業と言われているような企業の株式は、だいたい東京証券取引所で取引することができます。

また、最近では証券会社各社が日本以外の企業の株式を買えるサービスも提供しています

たとえば、アメリカの企業は、東証ではなく、アメリカの取引所(ニューヨーク証券取引所やNASDAQなど)に上場していますが、証券会社の米国株サービスを使えば、アメリカの取引所に上場している企業の株式も買うことが出来ます。たとえば、アップルやアマゾン、フェイスブック、ツイッター、ネットフリックス、コカ・コーラ、ナイキ、P&G、ジョンソン・エンド・ジョンソン、スターバックス、VISA、マスターカードなど、日本でもおなじみの世界的な大企業の多くはアメリカの取引所に上場しています。

(6)REIT

REITとは、株式のようなものですが、不動産投資に特化している投資法人を指します。

たとえば、高級リゾートでおなじみの星野リゾートなどは、運用母体の大元は企業ではなく星野リゾート・リート投資法人という投資法人であり、REITを発行しています。

株式の場合は利益から配当を株主に支払いますが、REITの場合は利益から分配金を株主に支払います。名前が違うだけで、基本的に、事業に投資をして、その利益からお金を受け取れる資産運用方法であることに変わりはありません。

では、どうして株式とREITの違いは何でしょうか?

株式の場合、利益からどれだけを株主に配当として支払い、どれだけを来年以降の企業経営のために残しておくかは個々の企業の判断に拠りますが、REITの場合は毎年の利益の90%以上をREITの保有者に支払うことが制度上決まっています。その代わりに、REITは法人税などを免除されており、利益から税金を大きく引かれることなく、投資家に還元することができるようになっています。

REITは、株式よりも投資家に事業の利益を効率よく分配することができるということです。しかし、毎年利益の90%以上を投資家に返してしまうため、不景気時にはお金が足りなくなって倒産しやすかったり、利益を企業内に貯めて、さらなる成長のために大きく設備投資をするといったことが難しかったりするデメリットもあります。

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価格変化に期待する資産運用2種類

「お金を貸して利子を受け取る資産運用」や「事業に投資をして利益を受け取る資産運用」の場合は、利子(金利)や配当、分配金を受け取ることで資産を増やすことができるようになってしました。

「価格変化に期待する資産運用」は、そのようなお金が増える仕組みはないものの、単純にもしも価格があがれば儲かるという類のものを指します。これは金融の世界では「コモディティ投資」と呼ばれています。

(7)金(ゴールド)

コモディティの代表例は金(ゴールド)です。

金を持っていも、それが勝手に利益を生み出すこともありませんし、利子がつくこともありません。

しかし、金の価格が上がったときに売ることができれば、資産運用として利益を得ることができます。

金の場合は、一般的に株などが売られるリスクオフの局面で価格が上がることが知られています。そのため、株をメインに資産運用をしている人が、いざというときのリスクをヘッジするために、金も保有している場合があります。

しかし、先ほどから書いているように、金自体が利益を生み出すことはないため、資産運用のメインの手段となることは基本的にはありません。

(8)仮想通貨

最近、人気のコモディティがビットコインに代表される仮想通貨です。

ビットコインも、金と同じように、それ自体はあくまでも電子通貨のため、利益を生み出すことはありません。

しかし、ビットコインを欲しいと思う人が増えれば、ビットコインの価格が上がるため、安く買っておいて、高く売ることができれば、儲けることができます。

ビットコインの場合は、金と比べても、まだ持っている人が少なく、時価総額が低いため、価格が上にも下にも動きやすいのが特徴です。

金の時価総額は800兆円ほどであるといわれていますが、ビットコインの時価総額はまだ20兆円ほどしかありません。

もしも、この先、金の時価総額が20兆円増えても、時価総額は2.5%増えて820兆円になるだけなので、世界の金の量が一定であれば、金の価格は2.5%しか上がりません。一方で、ビットコインの時価総額が同じく20兆円増えれば、時価総額は倍の40兆円になるので、世界のビットコインの量が一定であれば、ビットコインの価格は2倍になるということです。

大きく値動きするリスクの高いコモディティに投資をしたいという方は、金よりもビットコインが向いているでしょう。

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総合的な資産運用2種類

続いては、総合的な資産運用である投資信託とロボアドバイザーを説明します。

(9)投資信託

投資信託とは、投資家から集めたお金をファンドマネジャーが代わりに運用してくれるというものです。

投資信託の運用による利益は、投資信託内に溜まっていき、それぞれの投資家の持ち分に応じて、いつでも引き出すことができます。

たとえば、日経平均に連動する投資信託というものがあります。日経平均は日本の主要225社の株価を平均したものです。自分ひとりで日経平均に連動するように投資をしようとすると225社に自分で投資をしなければいけないので、かなりの大金を持っていないと実現することが難しいですが、投資信託であれば、多くの投資家から集めたお金をファンドマネジャーが日経平均に連動するように運用してくれるので、1000円からでも日経平均に連動するような資産運用を実現することができます。

投資信託の中には、株に投資をするものもあれば、債券に投資をするものもありますし、REITや金に投資をするものあります。

世の中には、非常にたくさんの投資信託があるため、好きなものに投資をして、ファンドマネジャーに資産運用を任せることができるのが投資信託の特徴です。

(10)ロボアドバイザー

ロボアドバイザーは、投資信託をさらに簡単にしたものです。

投資信託で資産運用をしようと思っても、どの投資信託にすればよいか分からないという方も多いかと思います。

ロボアドバイザーは、年齢や年収、リスク許容度など、いくつかの質問に答えるだけで、AI(プログラム)が自動的に最適な投資信託を選び、最適な比率で投資をしてくれるというものです。

その分、元々の投資信託よりも少し手数料が高くなっているものが多いので、本当に何も分からないという初心者の方はロボアドバイザーから始めるという手もありますが、自分で投資信託を選べる方は、投資信託に投資をしたほうが手数料が安くすみます。

資産運用の初心者にロボアドバイザーをおすすめしない3つの理由

2019年8月18日
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リスクの高い資産運用3種類

最後にリスクの高い資産運用を3種類紹介します。

これらの3種類の資産運用は、いずれもレバレッジを効かせることができるのが特徴です。

レバレッジとは、借金をして資産運用の効率をあげる手法です。

たとえば、100万円を持っていたとします。

この100万円を投資して2倍になったとすると、200万円になるので、100万円の利益を得ることができます。

一方で、この100万円を元手に、さらに証券会社から400万円を借りて投資をした場合、2倍になると1000万円になるので、借りていた400万円を返しても、600万円が残ります。つまり、元々の100万円が6倍になったことになります。

これがレバレッジです。

一方で、損をした場合にもレバレッジが掛かっていると、損失が拡大してしまいます。

先ほどの例であれば、100万円で投資をして半分になっても50万円なので、50万円の損失になります。

一方で、100万円を元手に400万円を借りて500万円を投資していた場合、半分になると250万円になってしまいます。400万円を借りているので、これでは150万円の借金を抱えてしまったことになります。

このように、レバレッジは資産運用の効率をあげることができる反面、非常にリスクが高い手法であるため、上級者向けであり、初心者には適していません

(11)FX

FXは、各国の通貨間のトレードを行うものです。たとえば、ドルを買ったり、売ったりといったトレードを行います。

そこに最大で25倍のレバレッジをかけてトレードをするのがFXです。

あまり詳しくは書きませんが、FXはアフィリエイト単価も高いため、FXブログなどはたくさんあるので、興味がある方は探して読んでみてください。

(12)先物

先物は、数週間後などの日経平均の値段をあてるというものです。

たとえば、2週間後の金曜日の日経平均の値段を2万円と予想した場合、2万円で先物を買います。

実際に2週間後の金曜日になったときに、2万1千円であれば、2万円で先物を買っていたので、差額の1千円を受け取ることができます。

一方で、2週間後の金曜日に、日経平均の価格が1万9千円であれば、2万円で先物を買っていたので、差額の1千円を失います。

この取引に最大で約30倍のレバレッジをかけることができるのが先物です。

(13)オプション

オプションは、一定の価格で買うあるいは売る権利を売買するものです。

たとえば、2週間後の金曜日の日経平均が2万円よりも高いと予想した場合、2万円で日経平均を買う権利を100円で買っておいたりします。

2週間後の日経平均が2万1千円であれば、この権利を行使して2万円で買った場合との差額である1千円を受け取ることが出来ます。

一方で、2週間後の日経平均が1万9千円であれば、この権利を使わなければ良いので、権利を買うのに使った100円の損で終わります。

オプションの場合は、借金によるレバレッジではありませんが、このように権利の取引を行うことでレバレッジを効かせています。

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初心者に投資信託がおすすめな理由

ここまで13種類の資産運用の方法を解説してきましたが、最初にも書いたとおり、初心者におすすめなのは投資信託です。

その理由は2つあります。

投資信託は少額から投資ができる

投資信託は少額から投資を行うことが出来ます。

株や債券の投資を始めるには、数十万円程度のお金が必要な場合が多いですが、投資信託であれば1000円からでも始めることができます。

1000円の資産運用であれば、たとえ半分になったとしても500円の損失であり、リスクは非常に抑えられています。

資産運用を始めるにあたっては、少額から始めて、値動きなどに慣れながら少しずつ金額を増やしていくことが大切です。

そのため、少額から始められる投資信託は、資産運用初心者の方に非常に向いています。

投資信託は簡単に分散投資できる

投資信託は、少額からでも簡単に分散投資を行うことができます。

もしも1社の株式に集中して投資をしていた場合、その企業が倒産すると、運用していた資産は一気にゼロになってしまいます。

一方で、投資信託であれば、多くの投資家から集めたお金を複数の企業に投資しているため、もしも一社が倒産することがあっても、全体への影響を抑えることができます。

たとえば、その投資信託が100社の企業に投資していた場合、もしも1社が倒産しても、それは全体の1%程度の影響しかありません。

また、複数の銘柄に投資をしていることによって、ある企業の株価が下がっていても、他の企業の株価が上がっていれば相殺されるので、短期的には価格の変動がゆるやかになります。

個別企業の株は平気で1日に10%程度動いたりもしますが、平均的な投資信託であれば1日の値動きは2%程度以内であることが多く、資産価格の変動に慣れていない初心者のうちは、投資信託の方が安心感が高いです。

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初心者は投資信託を使ったインデックス投資から始めよう

インデックス投資とは

投資信託の中でも、インデックス投資と呼ばれる、インデックス指数に連動するインデックスファンドに投資をする方法がおすすめです。

インデックス指数とは、たとえば日経平均やNYダウのように、複数の企業の株価から一定のルールで計算される指数を指します。日経平均は、上でも書いた通り、日本の主要な225社の株価を単純平均することで計算されます。NYダウは、アメリカの主要な30社の株価を単純平均したものです。

このようなインデックス指数に連動するようにファンドマネジャーが運用してくれる投資信託に投資をすることで、主観の入らないインデックス投資と呼ばれる資産運用を行うことができます。

インデックス投資は、以下の記事でも書いたように、長期的にはプロの大多数の運用成績にも勝つことが知られています。

こちらの記事では、実際にインデックス投資を始める方法も画面操作付きで説明しているので、興味を持った方は読んでみてください。

資産運用の初心者にはインデックス投資がおすすめ【プロにも負けない投資方法】

2019年8月9日

おすすめの投資信託(インデックスファンド)

インデックス投資を始める際におすすめのインデックスファンドも紹介しておきます。

まず、インデックス指数としては、S&P500というアメリカの主要500社の株価から計算される指数がおすすめです。

S&P500へのインデックス投資は、世界3番目の富豪であり、投資の神様とも呼ばれているウォーレン・バフェットもおすすめしている方法であり、過去の実績では年率7%程度のリターンが得られることが知られています。

ちなみに、元本100万円を年率7%で運用すると、以下のように30年後には700万円ほどになります。

続いて、S&P500に連動するように運用してくれる投資信託ですが、以下の2つがおすすめです。

eMAXIS Slim 米国株式

eMAXIS Slim 米国株式は、三菱UFJ国際投信が運用している投資信託で、2019年8月現在255億円程度を集めて運用しています。

運用手数料である信託報酬が、運用残高に対して年率0.162%と非常に低いのも魅力的です。

iFREE S&P500インデックス

iFREE S&P500は大和証券投資信託が運用している投資信託で、運用総額は74億円程度です。

信託報酬は年率0.243%程度です。

基本的には「eMAXIS Slim 米国株式」がおすすめですが、もしも利用されている証券会社が取り扱っていなかった場合などは「iFREE S&P500 インデックス」を探してみると良いでしょう。

具体的な投資信託の買い方などについても、以下の記事で説明しているので、資産運用を始めたいという方は読んでみてください。

資産運用の初心者にはインデックス投資がおすすめ【プロにも負けない投資方法】

2019年8月9日

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