投資家とは何か。投資とリスクとリターンの関係を理解する。

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どうも、キャプテンです。

投資の世界では「フリーランチ」、すなわちリスクなくして得るリターンというものはありえないというのが鉄則です。

さて、金融商品などのリスク商品においては、リスクが高いものほど、リターンが高くないと見合わないので、リスクプレミアムというものを投資家は期待します。リスクプレミアムとは、より高いリスクを背負う対価として得るリターンのことです。

リスクプレミアムを理解しよう

たとえば、100万円の投資資金を持っていたとします。100%うまく行く事業Aにお金を出す場合と、90%の確率でうまく行く事業Bにお金を出す場合を考えてみてください。

事業Aであれば、100%の確率で自分の出したお金が帰ってくるわけですから、利回りが年率1%でも、1年後に100万円が101万円になるということで、喜んでお金を出す人がいるでしょう。

事業Bの場合は、90%の確率で元本の100万円が戻って来て、10%の確率で元本が戻ってこないので、単純な元本返済の期待値は90万円となります。そのため、利回りが約12.2%あったとして、ようやく事業Aと同じ期待リターンになります。また、期待値が同じであれば、安全な方にみんなは投資をしたがるでしょうから、事業Bが投資対象として事業Aよりも魅力的であるためには、たとえば利回り13%にするといったように、さらにリターンを上乗せする必要があります。そうして事業Bの方が期待値が高くなったとき、投資家は事業Bに投資を行うわけです。

このように、リスクが高くて、お金の出し手が少ないほど、リスクプレミアムが乗ってくるのです。

こうした原則は、実際の金融マーケットでも見られる事象です。

たとえば、2年債と10年債では、2年間で現金が戻ってくるほうがリスクが低いので、2年債のリターンは低くなります。一方で、10年債は、10年後には経済がもっと成長しているであろうという予測に加えて、10年も元本の返金を待たなければいけないというリスクの高さによって、リスクプレミアムというものが乗ってきます。結果として、10年債は、2年債よりも金利が高くなります。

債券と株式では、債券投資家のほうが優先して投資元本を回収することができます。たとえば、ある企業の経営がもしも破綻したときには、債券投資家がまずは債権を回収します。その後、残ったお金が株主のものとなります。このように株式のリスクは、債券のリスクよりも高いため、一般的に株式の方がリターンも高くなります。

リスクを取れば儲かるが…

そう考えると、金融の世界においては、正しくリスクを取れば取るほど、期待リターンは大きくなります。

しかし、私たちは無限にリスクを背負うことができるわけではありません。

そもそも投資資金には限界がありますし、投資は自分の資産のうち、必要ないお金である「余裕資金」で行うのが大原則だからです。来年絶対に必要な100万円であれば、10%の確率で戻ってこない高リスクの事業Bに投資をすることはできません。低リスクの事業Aにしか投資できないのです。

このように、自分の投資資金がどのくらいあるのか、その資金がどういった性格なのかということを把握した上で、期待リターンを視野に入れながら、適切なリスクを取る。

これが投資の大原則です。

そうすると、余裕資金の量が豊富な「お金持ち」ほど、適切にリスクをたくさん取ることができるため、資本主義においては圧倒的に有利になります。これを捉えて「世の中は不公平」だ、「この社会は崩壊している」という意見が出て来ます。その意見は、もちろん一理ありますが、世の中のお金持ちも、一晩にしてお金持ちになったわけではありません。適切なリスクを取りながら、資産を築きあげてきたわけです。

ですから、まず第一に僕たちが出来ることとしては、自分の資産を用いて、適切なリスクを取り、リターンを得ていくということなのです。

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