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フィリップモリス(PM)の決算内容(2020年1Q)
決算の概要
○ 売上:$7.71B(アナリスト予想 +$280M、前年比 +5.9%)
○ EPS:$1.21 (アナリスト予想 +$0.08)
売上・EPSともにアナリスト予想を上回る好決算でした。
Q2のEPSガイダンスは、$1.00〜$1.10が示されました。
これはアナリスト予想の$1.41を下回りました。
なお、年間のガイダンスは、新型コロナウイルスの影響で見通しが立たないため、公表されませんでした。
決算の詳細
出荷量(ボリューム)は、前年比1.2%減となりました。
- シガレット(紙巻きタバコ)の出荷量は、前年比4.4%減でした。
- 加熱式タバコの出荷量は、前年比45.5%増の16.7Bユニットでした。
2020年の第一四半期は、新型コロナウイルスの影響を一部しか含んでいません。
新型コロナウイルスの影響は、先進国ではあまり大きくありませんが、一部の発展途上国で消費に影響が出ています。
フィリップモリスは、不景気による失業率の上昇や賃金の減少によって、一時的にネガティブな影響を受けると予想しています。
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新型コロナウイルスの生産ラインへの影響
新型コロナウイルスが流行していますが、現状、生産ラインに大きな影響は出ていません。
- 加熱式タバコについては、全ての工場が稼働しています
- シガレットについては、生産設備の20%が一時的に停止しています。
在庫についても、加熱式タバコで2ヶ月分、シガレットで1.5ヶ月分が確保されており、目先問題はありません。
加熱式タバコは全体の10%弱まで成長
加熱式タバコは、16.7Bユニットを出荷しました。これは全体(173.3B)の10%弱にあたります。


なお、IQOSのユーザー数は1500万人近くに達しています。


以上です。
フィリップ・モリスについてのまとめはこちら。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。