株で月1万円のお小遣いを稼ぎたい方へ。

株で月1万円でいいから、お小遣いが稼げたら嬉しいな。
それって現実的なの?
こんな疑問に答えていきます。
この記事で説明すること
- 毎月安定して稼ぐなら配当収入(インカムゲイン)が良い理由
- 毎月配当で1万円を稼ぐのに必要な金額
- 株で月1万円を稼ぐ具体的な方法
株で月1万円を安定して稼ぐのは、わりと現実的です。
ぜひ、この記事を読んで、参考にしていただければと思います。
この記事の目次
「株で月1万円を稼ぐ」は現実的?

安定して毎月稼ぐなら配当収入(インカムゲイン)がおすすめ

そもそも株で稼ぐ方法は2つあります。
値上がり益(キャピタルゲイン)と配当収入(インカムゲイン)
株で稼ぐ方法は2つあります。
(1)株の値段が上がったときに売ることで値上がり益を得る方法です。投資の世界では、この値上がり益のことをキャピタルゲインといいます。
(2)株を保有しつづけることで配当を受け取る方法です。投資の世界では、こうした定期的な収入のことをインカムゲインといいます。
毎月安定して稼ぎたい場合は、配当(インカムゲイン)で稼ぐのがおすすめです。
なぜなら、株の値上がり益(キャピタルゲイン)というのは安定しないからです。
キャピタルゲインは安定しない
たとえば、以下はアマゾン(AMZN)の株価推移です。
全体でみると右肩上がりで何倍になっていますが、2015年〜2018年くらいの間は順調に上がっていたのに対して、その後は横ばい気味です。

このように値上がり益(キャピタルゲイン)というのは、短期的に見た場合は、稼げるときと稼げないときがあります。
そのため、毎月安定していくら稼ぎたいというニーズには合わないのです。
配当収入(インカムゲイン)は安定させることが可能
一方、配当収入(インカムゲイン)であれば、毎月ある程度安定して稼ぐことが可能です。
たとえば、以下はコカ・コーラ(KO)の配当金の推移です。

毎年少しづつ配当の金額が増えてきたことが分かります。
コカ・コーラは、過去57年に渡って、配当の金額を少しづつ増やし続けてきています。業績も安定しているため、今後も配当の額が減る可能性は少ないと思われます。
つまり、毎月安定して稼ぎたいというニーズにあっているわけです。
コカ・コーラのような米国株は、通常、年に4回配当が支払われます。
銘柄によって配当が支払われる月が違うため、コカ・コーラのような配当が安定している銘柄を数種類買って、毎月配当がもらえるようにポートフォリオを組めば、毎月安定した収入を得ることができます。
配当収入で月1万円を稼ぐのに必要な金額

配当で月1万円を稼ごうと思うと、どのくらいの資金が必要なのでしょうか?
配当で月1万円を稼ぐには、240万程度は必要
月に1万円(年間に12万円)を配当で稼ぐのに必要な金額は、以下のようになっています。
配当利回り | 年間配当 | 必要資金 |
3% | 120,000 | 4,000,000 |
4% | 120,000 | 3,000,000 |
5% | 120,000 | 2,400,000 |
配当利回りが5%であれば、必要資金は240万程度となります。
米国株であれば、配当利回りが5%というのは、通信会社やタバコ株あたりを考えると、それほど非現実的でもないと思います。
以下は、通信会社やタバコ株の現時点(2020年3月)の配当利回りです。コロナショックで株価が暴落しているので、配当利回りが高くなっていますが、平常時であればここら辺の銘柄で配当利回り5%前後です。
企業名 | ティッカー | 業種 | 配当利回り | 配当月 |
AT&T | T | 通信 | 6.68% |
2月、5月、8月、11月
|
ベライゾン | VZ | 通信 | 4.59% |
2月、5月、8月、11月
|
フィリップ・モリス | PM | タバコ | 7.05% |
1月、4月、7月、10月
|
アルトリア・グループ | MO | タバコ | 9.06% |
1月、4月、7月、10月
|
配当利回り5%程度の株で揃えようと思うと、毎月配当をもらうのは難しいかもしれませんが、3ヶ月に1回、3万円をもらうというような形でも大丈夫であれば、問題ないでしょう。
毎月配当をもらおうと思うと、コカ・コーラなどの配当利回り3%台の株も買わなければいけない可能性が高いです。
そうすると、最大で400万程度必要になる可能性があります。
いずれにせよ、月1万円程度の配当収入であれば、数百万円の投資で達成できるということです。
これは比較的現実的だと思います。
株で月1万円を稼ぐまでの具体的なステップ

まずは240万円を貯める

まずは、240万円の資金を貯めましょう
240万円を貯めるのに必要な期間
240万円を貯めるところまでも、株で運用してもいいのですが、このくらいの金額であれば貯金だけでも、そんなにスピードは変わらないと思います。
むしろ、リスクが低いので、貯金だけで貯めてしまう方が良い気もします。
毎月の貯金額 | 貯金額 | 期間 |
30,000 | 2,400,000 | 6年8ヶ月 |
50,000 | 2,400,000 | 4年 |
100,000 | 2,400,000 | 2年 |
毎月10万円の貯金が可能な方であれば、2年で240万円を貯めることができます。
毎月5万円で4年、毎月3万円で6年8ヶ月程度です。
社会人になってすぐに貯金を始めれば、20代のうちには貯めることができます。
配当利回りの高い株に投資をする

貯めたお金を配当利回りが高い株に投資しましょう
240万円(場合によっては数百万円)を、配当利回りが高い株に投資していきましょう。
先ほど紹介した、通信株やタバコ株でも良いですし、安定性を考えると、もう少しいろんな銘柄に分散投資しても良いでしょう。
注意すべき点は、一時的に配当利回りが高いだけでなく、将来も安定して配当が減らないであろう企業を選んで投資することです。
配当利回りを調べる場合は、こちらの記事を参考にしてください。
25年以上連続で、配当を増やしてきた銘柄のリストは、こちらの記事で紹介しています。
また、何月に配当が払われるか(配当月)の調べ方と、主要銘柄の配当月リストは、以下の記事をご覧ください。
まとめ

今回は、以下の内容を説明しました。
この記事で説明したこと
- 株で稼ぐには、値上がり益(キャピタルゲイン)と配当収入(インカムゲイン)がある
- 毎月安定して稼ぐなら、配当収入(インカムゲイン)がおすすめ
- 配当で毎月1万円稼ごうと思うと、240万円程度は必要
- お金を貯めて、配当利回りの高い株に投資しよう
今回は、以上です!
配当利回りが高い株(高配当株)への投資に関する基礎知識は、以下にまとめているので、ぜひご覧ください。
また、毎月5万円、毎月10万円を配当で稼ぐのが現実的かについては、以下の記事をご覧ください。
おすすめの投資本はこちら。
それでは!
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。