この記事の目次
デルタ航空(DAL)の概要
デルタ航空とは?
デルタ航空は、1929年に創業された、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ市に本拠を置く航空会社です。
1900年代後半には、次々と合併や買収を繰り返して、その規模を拡大させました。
その結果、現在は旅客運送数および旅客キロ数で、アメリカン航空に次ぐ世界第2位の大手航空会社となっています。
デルタ航空の事業内容
デルタ航空の売上の大部分は、航空事業からの収益です。
その最大の特徴は、格安航空と競わずに、ハイエンドな顧客向けビジネスに注力している点です。
2019年には、売上の3分の1が「プレミアム商品」と呼ばれるリッチな体験を提供するプロダクトから生み出されています。これにはファーストクラス席などが含まれます。
エコノミー席からの売上は、全体の半分程度に抑えられています。
また、製油事業も行なっていますが、その主要顧客はデルタ航空自身です。
石油の精製を自社で行うことで、経営の効率化を図る意図が大きいと言えるでしょう。
デルタ航空(DAL)の業績と配当
売上と営業キャッシュフロー
デルタ航空(DAL)の売上と営業キャッシュフローの推移です。

チェックポイント
- 売上はおおむね右肩上がりの傾向です
- 売上成長率は1桁%台と成熟企業です
- 営業キャッシュフロー率は、直近は15%を超えています
フリーキャッシュフロー(ざっくり)
デルタ航空(DAL)のフリーキャッシュフロー(ざっくり)の推移です。

チェックポイント
- フリーキャッシュフローよりも設備投資が大きくなっている年が多いです
- 飛行機などへの設備投資があるため、どうしても設備投資費は大きくなりがちです
1株あたりの数値
デルタ航空(DAL)の業績を1株あたりに直したものです。

チェックポイント
- 1株あたりの数値は傾向的には増えていますが不安定です
株主還元(自社株買いと配当)
デルタ航空(DAL)の株主還元の推移です。

チェックポイント
- 2017年あたりは総還元性向が100%を超えていましたが、直近は100%以内に戻っています
- 株主還元性向は28%程度となっています
デルタ航空(DAL)の株価と分析
株価
株価分析
2020年2月@46.2ドル
デルタ航空(DAL)の決算レポート
2019年
4Q決算
○ 売上:$11.44B(前年比+6.5%)、アナリスト予想を$70M上回りました。
○ EPS:$1.70、アナリスト予想を$0.31上回りました。
3Q決算
× 売上:$12.55B(前年比+6.5%)、アナリスト予想を$60M下回りました。
○ EPS:$2.32、アナリスト予想を$0.05上回りました。
2Q決算
○ 売上:$12.5B(前年比+8.7%)、アナリスト予想通りでした。
○ EPS:$2.35、アナリスト予想を$0.07上回りました。
1Q決算
○ 売上:$10.47B(前年比 +5.0%)、アナリスト予想を$60M上回りました。
○ EPS:$0.96、アナリスト予想を$0.05上回りました。
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どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。