エクソン・モービル(XOM)の2019年4Q決算を振り返ります。
さっそく内容を見ていきましょう。
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— キャプテンの資産運用 (@captainvesting) December 15, 2019
この記事の目次
エクソン・モービル(XOM)の決算内容(2019年4Q)
決算の概要
EPSがアナリスト予想を下回る、不合格決算でした。
○ 売上:$67.71B(アナリスト予想 +$2.59B、前年比 +3.3%)
× EPS:$0.41 (アナリスト予想 -$0.04)
決算の詳細
エクソン・モービルは売上の内訳は公表していない一方、各セグメントの利益を開示しています。
- 上流セグメント:$6.1B(前年比+$3.3B)
- 下流セグメント:$0.9B(前年比-$1.8B)
- ケミカルセグメント:-$0.3B(前年比-1.1B)
上流セグメントをのぞいて、大幅に利益が減少しています。
また、上流セグメントも、ノルウェーの資産売却が$4B程度を占めており、その影響を取り除くと、前年比減となります。
非常に厳しい決算だったと言えるでしょう。
ビジネスアップデート
ペルム紀盆地の生産は予定通り
上流セグメントの生産を支えるペルム紀盆地の生産状況は、おおむね予定通りです。

下流・ケミカルのマージンは過去10年で最低ライン
下流やケミカルのマージンが過去10年で最低ラインとなっています。
下流やケミカルセグメントは、仕入れて、加工して、販売するという事業を行なっているため、仕入値と販売値の差額(マージン)に影響を受けます。
以下は、過去10年間の最低値から最高値までの間で、現状のマージンがどこに位置しているかをプロットしたもので、右から二番目が下流のマージン、一番右がケミカルのマージンです。

(青丸が2018年のマージン、赤菱形が2019年のマージン、白菱形が2019年4Qのマージンです)
赤菱形(2019年のマージン)が過去10年の最低レベルにあることがわかります。
このマージンが一時的なものだと思える場合はエクソン・モービルは買いのチャンスだし、マージンが下がっていく一方だと思う場合は、エクソン・モービルは希望のない銘柄ということになります。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。