この記事の目次
マスターカード(MA)の概要
マスターカード(MA)とは?
マスターカードは、クレジットカードの国際ブランドです。
マスターカードのブランドがついたクレジットカードであれば、マスターカードのブランドを受け入れている店舗で決済ができます。
主な競合は、同じくクレジットカードの世界的なブランドであるVISAです。
マスターカード(MA)の事業内容
マスターカード自体は、単なるブランド及び決済ネットワークであり、自分たちでクレジットカードを発行している訳ではありません。
実際のクレジットカードを発行するのは、例えば、クレディセゾンや楽天、三井住友カードといった、カード会社(イシュアー)です。それらのカードが発行される際には、MastercardやVISA、JCBといったブランドがつけられ、そのブランドを受け付けている店舗で決済が可能になるという仕組みです。
MastercardとVISAであれば、世界中のクレジットカードを受け付けているお店でだいたい使えるため、クレジットカードが発行される際には、だいたいMastercardかVISAがブランドとして付いていることが多いです。
Mastercardはどうやって儲けているのかという話ですが、Mastercardブランドが付いたクレジットカードで決済が行われるたびに、決済金額の数%をMastercardがネットワーク利用手数料として受け取っています。
このように、単なるネットワークとして存在しており、自分自身でクレジットカードの発行やマーケティングを行わないため、非常に利益率が高いビジネスとなっています。
マスターカード(MA)の業績と配当
マスターカード(MA)の決算月は12月です。業績は2019年3Q時点のものです。
売上と営業キャッシュフロー
マスターカード(MA)の売上と営業キャッシュフローの推移です。

チェックポイント
- 売上は右肩上がりで成長しています
- 売上成長率は、毎年10%台となっています
- 営業キャッシュフロー率は40%台と驚異的な数値です
フリーキャッシュフロー(ざっくり)
マスターカード(MA)のフリーキャッシュフロー(ざっくり)の推移です。

チェックポイント
- 営業キャッシュフローに対する設備投資の割合は非常に少なく、毎年$0.1B〜$0.4B程度に収まっています
- 結果、毎年膨大なフリーキャッシュフローが生み出されています
1株あたりの数値
マスターカード(MA)の業績を1株あたりに直したものです。

チェックポイント
- 1株あたりの数値でみた場合にも、同様の傾向が見て取れます
株主還元(自社株買いと配当)
マスターカード(MA)の株主還元の推移です。

チェックポイント
- 配当性向は20%前後であり、安定して継続できる水準です
- 自社株買いを含めた総還元性向は、ここ数年100%を超えており、こちらは限界があるでしょう
マスターカード(MA)の株価と分析
株価
株価分析
2020年2月@344.5ドル
マスターカード(MA)の決算レポート
2019年
決算4Q
○ 売上:$4.41B(前年比+16.1%)、アナリスト予想を$10B上回りました。
○ EPS:$1.96 、アナリスト予想を$0.09上回りました。
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どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。