この記事の目次
アッヴィ(ABBV)の概要
アッヴィ(ABBV)とは?
アッヴィは、アメリカの大手製薬会社であるアボット・ラボラトリーズから新薬事業だけが分社化されて誕生した製薬企業です。
一般的に、新薬を研究開発するというのはリスクが高い事業であるため、アボット・ラボラトリーズの株主がリスク・コントロールをしやすいように新薬事業だけ切り出されて、アッヴィとなったわけです。
その後、アッヴィは2019年に美容向けの医薬品に強みを持つ製薬企業のアラガンを買収して、多角化を進めています。
アッヴィ(ABBV)の事業内容
アッヴィは基本的に製薬事業しか行なっていないため、薬ごとに状況を見るのが良いでしょう。
アッヴィの売上や利益の大部分は、ブロックバスター(大ヒット薬品)であるヒュミラという薬から生み出されています。ヒュミラは、2018年に世界で最も売れた薬であり、2018年の売上のうち約6割程度がヒュミラでした。続いて、インブルヴィカという抗がん薬が全体の10%強を占めています。
sponcered by
アッヴィ(ABBV)の業績と配当
売上と営業キャッシュフロー
アッヴィ(ABBV)の売上と営業キャッシュフローの推移です。

チェックポイント
- 売上はヒュミラの好調を背景に伸びてきましたが、2019年は横ばいでした
- 今後はヒュミラの特許切れによって、ヒュミラの売上が下がっていくことが予想されています
- 営業キャッシュフロー率は40%台と非常に高いです
フリーキャッシュフロー(ざっくり)
アッヴィ(ABBV)のフリーキャッシュフロー(ざっくり)の推移です。

チェックポイント
- 営業キャッシュフローに対する設備投資の額は非常に小さく、膨大なキャッシュを生み出しています
1株あたりの数値
アッヴィ(ABBV)の業績を1株あたりに直したものです。

チェックポイント
- FCFPSも基本的には上昇傾向にあります
株主還元(自社株買いと配当)
アッヴィ(ABBV)の株主還元の推移です。

チェックポイント
- 配当性向は50%以下であり、フリーキャッシュフローが著しく減少しない限り、継続性は問題ありません
sponcered by
アッヴィ(ABBV)の株価と分析
株価
株価分析
2020年2月@94.9ドル
アッヴィ(ABBV)の決算レポート
2019年
決算4Q
○ 売上:$8.7B(前年比 +4.7%)、アナリスト予想を$20M上回りました。
○ EPS:$2.21、アナリスト予想を$0.02上回りました。
米国株銘柄まとめ一覧
成熟企業
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。