この記事の目次
ウォルマート(WMT)の概要
ウォルマートとは?
ウォルマートは1962年にサム・ウォルトンによって創業されたスーパーマーケットで、現在1万を超える店舗から、世界一の売上を生み出している企業です。
「Everyday Low Price(毎日最安価格)」を企業哲学としており、商品価格を最安にすることが一番のマーケティングだという思想で運営されています。
日本では「ウォルマートなんて知らないよ?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、日本では西友を買収する形で事業を展開しています。
ウォルマート(WMT)の事業内容
ウォルマートには3つのセグメントがあります。
- ウォルマート(アメリカ国内)
- ウォルマート(アメリカ国外)
- サムズ・クラブ
ウォルマート(アメリカ国外)は、先ほど書いた日本の西友のように各国の大手スーパーを買収する形で事業を行なっている場合もあります。
サムズ・クラブは、コストコのようなイメージの会員制スーパーマーケットで、サム・ウォルトンが業者が在庫を仕入れたいときに使えるように創業したものです。
FY2019の売上構成を見ておくと、アメリカ国内が$331B、アメリカ国外が$118B、サムズ・クラブが$58Bとなっており、アメリカ国内が最重要セグメントです。
ウォルマート(WMT)の業績と配当
売上と営業キャッシュフロー
ウォルマート(WMT)の売上と営業キャッシュフローの推移です。

チェックポイント
- 売上は2015年から落ち込んでいましたが、2017年以降、再度成長軌道に乗っています
- 売上成長率は平均ざっくりと3%程度で、世界経済の成長並みといえるでしょう
- 小売り事業のため、営業キャッシュフロー率は5%台と非常に低いです
フリーキャッシュフロー(ざっくり)
ウォルマート(WMT)のフリーキャッシュフロー(ざっくり)の推移です。

チェックポイント
- ここ数年、営業キャッシュフローの減少が続いています。この減少はインドの巨大ECサイトであるFlipkartを買収後、先行投資を続けているためです
- 設備投資はコントロールされて、$10B程度で推移しています
1株あたりの数値
ウォルマート(WMT)の業績を1株あたりに直したものです。

チェックポイント
- 上で見てきた内容と概ね同じです
- 小売り事業では、仕入れによる買掛金が発生するため、FCFPSがEPSよりも高くなる傾向にあります
株主還元(自社株買いと配当)
ウォルマート(WMT)の株主還元の推移です。

チェックポイント
- 配当性向は30%台と成熟企業にしては低く、今後の減配の可能性は低いでしょう
- 自社株買いを含めた株主還元全体で見ても100%以下となっており、無理な株主還元はしていません
ウォルマート(WMT)の株価と分析
株価
株価分析
まだ株価分析はありません
ウォルマート(WMT)の決算レポート
まだ決算レポートはありません
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どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。