この記事の目次
VISA(V)の概要
VISAとは?
VISAは、世界的なクレジットカードのブランドです。
クレジットカードには、VISAやMASTERCARD、JCB、American Expressなどのブランドがついており、そのブランドごとに使えるお店が違います。
VISAは、世界中のどこでもだいたい使える、超大手のブランドです。
競合には、同じく世界的なクレジットカードブランドであるMastercard(マスターカード)があります。
VISAの事業内容
VISAはネットワークであり、VISA自身はクレジットカードを発行しません
VISAはクレジットカードのブランドですが、VISA自身がクレジットカードを発行している訳ではありません。
クレジットカードを発行しているのは、例えばクレディセゾンだったり、楽天カードだったり、三井住友カードだったりといった、カード会社です。
さて、そういったカード会社がカードを発行する際には、それぞれのカードにはVISAやMASTERCARD、JCBといったブランドがつけられます。
そうすると、VISAブランドがついたクレカであれば世界中のVISAの加盟店で使えるわけです。
VISAは、VISAブランドがついたカードがどこかの加盟店で使われた際には、その加盟店から数%の決済手数料を受け取り、そのお金をカード発行会社とシェアするという仕組みになっています。
実際のクレジットカード利用者を集めるためにマーケティングを行うのはカード会社であり、VISAはただネットワークを提供しているだけです。そのため、非常に利益率の良いビジネスモデルとなっています。
VISA(V)の業績と配当
売上と営業キャッシュフロー
VISA(V)の売上と営業キャッシュフローの推移です。

チェックポイント
- 売上は、概ね毎年+10%〜+13%あたりの成長が続いています
- 直近の営業キャッシュフロー率は50%超えと驚異的な数値です
フリーキャッシュフロー(ざっくり)
VISA(V)のフリーキャッシュフロー(ざっくり)の推移です。

チェックポイント
- 設備投資は、営業キャッシュフローに対して非常に少なく、めちゃくちゃ効率的にキャッシュを稼ぐことができています
1株あたりの数値
VISA(V)の業績を1株あたりに直したものです。

チェックポイント
- 1株あたりの数値も順調に伸びています
株主還元(自社株買いと配当)
VISA(V)の株主還元の推移です。

チェックポイント
- 配当性向は20%以下程度に抑えられており、今後も増配が期待できます
- 配当よりも自社株買いの割合が大きく、自社株買いで株主に利益を還元していこうとしています
VISA(V)の株価と分析
株価
株価分析
2020年2月@180ドル:割高
VISA(V)の決算レポート
FY2020
決算1Q
× 売上:$6.05B(前年比+9.95%)、アナリスト予想を$23.99M下回りました
× EPS:$1.46、アナリスト予想を$0.01下回りました
FY2019
決算4Q
○ 売上:$6.14B(前年比+12.94%)、アナリスト予想を$55.65M上回りました
○ EPS:$1.47、アナリスト予想を$0.04上回りました
決算3Q
○ 売上:$5.84B(前年比+11.45%)、アナリスト予想を$142.72M上回りました
○ EPS:$1.37、アナリスト予想を$0.05上回りました
決算2Q
○ 売上:$5.49B(前年比+8.30%)、アナリスト予想を$33.02M上回りました
○ EPS:$1.31、アナリスト予想を$0.07上回りました
決算1Q
○ 売上:$5.51B(前年比+13.25%)、アナリスト予想を$91.82M上回りました
○ EPS:$1.30、アナリスト予想を$0.05上回りました
米国株銘柄まとめ一覧
成熟企業
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。