今回は、世界の一流投資家の名言を集めてみました。
一流の投資家の言葉は、投資や資産運用だけでなく、日々の生き方にも影響を与えるようなものがたくさんあります。
それでは、さっそく見ていきましょう。
この記事の目次
ウォーレン・バフェットの名言

ウォーレン・バフェットとは
ウォーレン・バフェットは「投資の神様」といわれるほどの、投資の達人です。
長期投資を基本スタイルとして、本当に競争力のある会社の株を、適正あるいは割安な価格で買い、長期間に渡って持ち続けるのが特徴です。だからこそ、バフェットは目先の株価の動向を気にすることはありません。
「バフェット銘柄」としては、コカ・コーラやアメリカン・エキスプレス、ウェルズ・ファーゴなど、アメリカを代表するような有名企業が並んでいます。
また、多くの投資家がニューヨークのウォール街で働くのに対して、バフェットは地元オクラホマ州のオマハという小さな町で暮らしています。
そのため、彼は「オマハの賢人」とも呼ばれています。
名言集
バフェットの名言からは、投資や企業活動への好奇心や愛情がひしひしと伝わってきます。
ルール その1:絶対に損をしないこと。ルール その2:絶対にルール1を忘れないこと。
これはバフェットが語った、あまりにも有名な「投資のルール」です。
バフェットをはじめとするバリュー投資家は、投資を行う際に「安全域」という概念を大切にします。
これは、たとえばある銘柄の価値を計算したときに、だいたい80ドル〜100ドルくらいだろうと計算できた場合、安全域を20ドル持って60ドルで買えば、さすがに損をしないだろうといった考え方です。
スケベ心を持たずに、冷静に安全域を持って投資をせよ、というバフェットの教えだと理解できます。
投資の世界には見逃し三振はありません。
こちらも、先ほどの名言に通じるものです。
バフェットは、投資の世界において、銘柄の価値の算出が難しかったり、不安な要素があれば、その銘柄への投資を見送ることが知られています。
バフェットは天才的な実績を残している投資家ではありますが、それは全ての企業価値が分かるとか、全ての株価の動向が読めるといったような超能力を持っているわけではなく、少しでも分からなかったり不安なものはパスしているからこその結果だということです。
愚かな者でも経営できるビジネスに投資しなさい。なぜなら、どのビジネスにも、いつかは必ず愚かな経営者が現れるからです。
バフェットは、優れたブランドや競争力を持った企業に投資します。
実は、バフェットは経営者の人柄を非常に重視する人物でもありますが、ビジネスモデルとしては単純明快なものを好むことで知られています。
単純明快なビジネスモデルで、強いブランド力を持っている、例えばコカ・コーラのような会社であれば、愚かな経営者が経営をしたとしても、すぐに潰れることはありませんし、消費者はコカ・コーラを買い続けるので、しっかりと利益を上げ続けることができるでしょう。
このようなビジネスにこそ、投資すべきだとバフェットは説いています。
今後10年間市場が閉鎖しても、喜んで持ち続けられるような株だけを買いなさい。
これはバフェットのスタンスを分かりやすく表している一言です。
バフェットは、株を買うのではなく、企業を買うのだという意識で投資をしています。
だからこそ、その株が今後10年間売れないとしても、持ち続けたいと思える企業の株でなければ買わないのです。
分散投資は無知から身を守るための手段です。投資を理解している人にとって、分散投資は理にかなっていません。
投資の世界で勧められることが多い分散投資ですが、バフェットは集中投資をすることで知られています。
バフェットは、先ほども書いたように、自分が少しでも分からなかったり不安なときは投資を見送ります。つまり、バフェットが株を買うときというのは、これはお得だと確信しているときなのです。
その代わりに、バフェットは自分が理解して投資するときには集中的に投資することで知られています。事実、バフェットは、一部だけ株を取得するのではなく、多くの会社を100%丸ごと買収しています。
そんなふうに、自分が100%理解しているときだけ買う投資家にとっては、分散投資は必要がないというのが、バフェットの言いたいことなのです。
チャーリー・マンガーの名言

チャーリー・マンガーとは
チャーリー・マンガーは、バフェットと一緒にバークシャー・ハサウェイを経営する相棒です。
もともとは弁護士でしたが、投資の方が稼げたために、投資家となった人物でもあります。
昔はバフェットとは別のファンドを自ら運用していましたが、当時から連絡を日々取り合う仲だったようで、ものすごく気があう二人は、やがてファンドを統一して、二人で運用するようになりました。
チャーリー・マンガーの特徴は、本当に優れていて、成長するであろう企業を買うという投資を行うところです。
昔のバフェットは、忠実なバリュー投資家であり、現時点での株価がどれだけ割安かという観点から投資をしていましたが、今後の成長が見込める優れた企業の株を買うべきだとバフェットに気づかせたのがチャーリー・マンガーだと言われています。
名言集
チャーリー・マンガーの名言からは、投資家や人間として生きる上での姿勢やメンタリティについての重要な示唆を得ることができます。チャーリー・マンガーにとって大切なことは、刺激や極論を求めず、忍耐強く中庸な精神を保ち、努力や勉強を怠らないことです。
大きなキャッシュの利益を生み、そして大きな設備投資を必要としない企業を探しなさい。
これはチャーリー・マンガーの投資の鉄則です。
設備投資を必要とせず、大きなキャッシュの利益を生み出す企業というのは、バフェットの言うところの「強いブランド」を持っている企業です。
こうした企業を探し出して、投資するのが、バフェットとマンガーの投資術なのです。
学び続ける人の人生は、常に上向きです。
ハーバード大学の理事も務めたチャーリー・マンガーは教育熱心な人物でもあります。
投資家というのは、新しいビジネスモデルや、世界の変化を学び続けなければ務まらない職業です。
好奇心を持って、学び続けましょう。
極端なイデオロギーを避けなさい。それはあなたの精神を蝕むからです。
ギャンブラーではなく、投資家として長期間に渡って成功したいのであれば、極端な考えに振れることは望ましくありません。
チャーリー・マンガーは、中庸な精神の重要さを訴えています。
偉大な投資においては、満足は大きく遅れてやってくるものです。
投資においては、時間がもっとも大きな影響を持ちます。
自分で考えて、自分の行なった投資を理解しているのであれば、短期間の間に右往左往して考えをコロコロと変えずに、どっしりと構えて果報を待つ必要があります。
チャーリー・マンガーは、刺激的な極論による短期的な成功よりも、退屈であったとしてもコツコツと向上していくことによる成功を重要視していることが伝わってきます。
ベンジャミン・グレアムの名言

ベンジャミン・グレアムとは
ベンジャミン・グレアムは、株価を算出する方法を確立した人物です。
当時、賭博場のようなものだった株の世界において、バリュエーション面を理論的に整理することで、株式市場の発展に貢献しました。
いわゆるファンダメンタル投資やバリュー投資の礎を築いた投資家だと言えるでしょう。
ベンジャミン・グレアム自身も、もともとは相場の中で、賭博のような投資をしていた人物でした。しかし、大きな損失を出してしまったことで、真剣に株のバリュエーション理論を考え始め、それがバリュー投資に大成したのです。
ウォーレン・バフェットの恩師でもあり、バフェットはグレアムに大学で投資を学んだ後に、一時期、グレアムの会社で投資の仕事をしていました。
名言集
相場というものは、短期的には人気投票だが、長期的には体重計のようなものだ。
株価の上下動に一喜一憂するのではなく、そのバリュエーションを見極めようという名言は、バフェットにも引き継がれている、ファンダメンタル投資の根っこだと言えるでしょう。
賢明な投資家というのは、楽観的な人間に株を売りつけ、悲観的な人間から株を買い取るリアリストのことだ。
「賢明な投資家」というのは、ベンジャミン・グレアムが著した本のタイトルでもあります。
相場の喜怒哀楽の中に、ミスプライシングを見つけ、そこから利益を得るというバリュー投資家の真髄が詰まった一言だといえるでしょう。
株というのは、ティッカーシンボルや電子的な数値ではない。それは、株価なんかに影響されない価値のある実在のビジネスを所有する権利なのだ。
こちらの名言からも、グレアムがバフェットに大きな影響を与えていることが伝わってきます。
株式というものを、単なる株価が上下するものとして見るのではなくて、あくまでも企業の所有権の一部だと見るのが、ファンダメンタル投資やバリュー投資の第一歩なのです。
ジョージ・ソロスの名言

ジョージ・ソロスとは
ジョージ・ソロスは、これまでの3人とは打って変わり、マーケットの中で生きる「相場師」です。
投資家には、それぞれのスタイルがあります。ジョージ・ソロスという投資家は、マーケットが大きく歪んだ瞬間を見つけて、勝負を仕掛ける男なのです。
「イングランド銀行をつぶした男」の異名を持つジョージ・ソロスは、イギリスの中央銀行が必死に買い向かう中で、ポンドを売り浴びせて20億ドルを稼いだとも言われています。
当時、欧州とイギリスの各国は通貨を連動させることで為替を固定していました。
しかし、東西ドイツ統一などで欧州大陸側で景気が良くなり、欧州の通貨が上昇する中で、いまいちな景気に苦しんでいたイギリスの通貨であるポンドは、欧州の通貨に連動して過大評価されていたのです。
そこに目をつけたソロスの売り浴びせによって、ポンド売りに火がつき、耐えきれなくなったイギリスは、欧州の固定相場制を脱退して、変動相場制に移行することとなりました。
名言集
マーケットにある歪みと真実を見つけるソロスの知恵が垣間見えます。
「市場は常に間違っている」というのは私の強い信念である。
ソロスは「市場は常に間違っている」と考えて、正しい姿とのギャップから利益を出します。
大多数の雰囲気に流されることなく、真実を見抜いて、投資をする。
そういう観点では、ソロスもまたファンダメンタル投資家だと言うことができそうです。
私の実践的なスキルを一言で求められたなら、ただ「生き残ること」だと答えるだろう。まず生き残る。儲けるのはそれからだ。
ソロスは、ユダヤ人であることを隠して迫害を逃れるために名前を変えた過去もあります。
そんな風に、危険を避けながら生き延びてきたソロスだからこそ、相場の世界でも成功することができたのでしょう。
あらゆる矛盾は一度極限まで行く。
ソロスは哲学者でもあります。その哲学的な思索を表現する場所として、相場を利用していたのです。
そんなソロスの唱えているもののひとつが「再帰性」です。
たとえば、株価が上昇したことが原因となり、さらに株価が上昇するというのが、ソロスの言うところの再帰性です。
先ほど「市場は常に間違っている」というソロスの言葉を紹介しましたが、この再帰性によって、相場においても矛盾は一度極限にまで達するのだとソロスは考えており、そこに投機のチャンスを見出しているのです。
ピーター・リンチの名言

ピーター・リンチとは
ピーター・リンチは、中学生のときに株式投資に目覚め、ペンシルバニア大学ウォートンスクールに通うためのお金を自ら株式運用によって稼いでいました。
その後、フィデリティ投信に入社して、マゼラン・ファンドという自身のファンド運用を始めたピーター・リンチは、なんと14年間のあいだに、最初の2,000万ドルで始まったファンドの運用額を140億ドルのファンドにまで成長させました。
その間、年率で29%の平均リターンを出したといいます。
名言集
ピーター・リンチの名言にも、ファンダメンタル投資家としてのあり方が見て取れます。
経済や金利の予測はする必要はありません。当たらないからです。
経済や金利の動向を当てっこするのではなく、正しい企業に正しい価格で投資する重要性が説かれています。
ある銘柄を買う前に、買う理由を小学生でも分かる言葉で、簡潔に説明できなければなりません。
こちらも、バフェットやマンガーと同じように、分からないものではなく、自分で分かっているものに投資をしなければいけないという名言になっています。
簡単でシンプルなものに正しく投資をすることが重要なのです。
小型企業への投資は、その企業が利益を出しはじめるまで控えた方がよいでしょう。
小型企業というのは、まだまだ成長余地があるために、今のうちに買っておかなければという気持ちになりやすいところですが、しっかりと利益を出して結果が見え始めてからでも投資は遅くないというのがピーター・リンチの教えです。
一流投資家の名言に学ぼう
一流投資家の名言を盲目に覚えて従うのではなく、彼らの名言から、彼らの視点を少しでも得ることが大切です。
マーケットや相場、あるいは企業活動、株式投資といったものを、どのように捉えているのか。
そうした思考の枠組みに触れることで、僕たちは投資の実力をつけていくことができるのです。
どうも、キャプテンです!
投資好きな20代サラリーマン。
インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。