資産運用に保険をおすすめしない3つの理由【保険会社を論破した話】

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キャプテン資本主義
どうも、キャプテンです!

資産運用で保険がおすすめか知りたい方へ。

保険だと元本割れもしないし、返戻金も貰えると聞いたけど、資産運用として使える?と思っている方もいるかもしれません。

結論から言ってしまうと、資産運用を目的として保険に入るのは絶対におすすめしません。

この記事では、そんな内容を説明しています。

この記事で説明していること

  1. 保険をおすすめしない3つの理由
  2. 本当におすすめの資産運用

僕自身は、2014年から資産運用を始めて、資産運用歴は5年以上になります。また、証券会社で働いていたこともあり、資産運用についてはかなり詳しいと思っています。

また、以前外資系のとある生命保険会社から資産運用のための貯蓄型保険の営業を受けましたが、普通に話していたら、資産運用だけを考えた場合は保険よりも他の手段の方が良いと、実際に相手も認めていました。はっきりいって、資産運用に本当に詳しい人で、余程の大金持ちで節税目的などがなければ、保険で運用しようという人はいないと思います。

なので、今回紹介する内容については、参考にしていただけるかと思います。

4分ほどで読み終わると思うので、資産運用で保険に入ろうかと思っている方は、少しだけ時間をさいて、この記事を読んでみてください。

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保険をおすすめしない3つの理由

まず、最初に誤解のないように言っておくと、たとえば自分が亡くなったときに家族にお金を残すために生命保険に入るなど、本来の用途での保険であれば、必要なものに入れば良いと思います。

僕がおすすめしないのは、あくまでも将来のための資産運用を目的に、貯蓄型保険などに入ることです。

貯蓄型保険って?

貯蓄型保険というのは、普通の保険としての役割だけでなく、無事に何事もなく満期を迎えた際に、払い込んでいた保険金が少し増えて、解約返戻金として戻ってくるというものです。保険会社は資産運用にも使えますという売り文句で積極的に販売しています。

僕が貯蓄型保険をおすすめしない理由は3つです。

保険をおすすめしない理由

  1. 貯蓄型保険は、裏で米国債等を買って中抜きしているだけだから
  2. 定期預金の方が儲かるから
  3. 途中で解約できないのは致命的なリスク

それぞれ説明しますね。

保険会社は、保険料で米国債を買って、中抜きをしているだけ

まず、一つ目の理由は、保険会社は保険料で米国債を買って、利子を中抜きしているだけだからです。

貯蓄型保険であれば、満期を迎えると払い込んだ保険料が増えて戻ってくるなんて、良いじゃないと思うじゃないですか。

でも、普通に考えて、何事もなくお金が増えて返ってくるわけがないですよね。だって、それでは保険会社が損しちゃいます。

では、保険会社はどうしているかというと、保険料として払い込まれたお金を、保険会社が運用して増やしているわけです。具体的には、たとえば人気のドル建ての貯蓄型保険であれば、保険会社は大抵、米国債というアメリカ政府が発行している債券に投資しています。

そうすると、保険会社は米国債を持っているので、利子を受け取りますよね。その利子から一部を自分たちが抜いて、残りを満期を迎えた人に解約返戻金の増加分として返しているわけです。

それであれば、最初から自分で米国債に投資したほうが良くないですか?

自分で米国債に投資すれば、保険会社に中間で利子を中抜きされることもありません。

米国債を買うのって大変じゃないの?と思われるかもしれませんが、オンライン証券でネットショッピング感覚で簡単に買えます。

以下は、僕が利用しているマネックス証券の米国債購入画面です。

米国債購入画面

米国債購入画面

こんな風に、米国債が並んでいるので、ひとつ選んで申込ボタンから進み、金額を入力して買うだけです。超簡単。

また、米国債というのはアメリカ政府が発行している債券なので破産するリスクなどもほぼありませんが、もう少しリスクを取ってもいいなと思える方であれば、アメリカの大企業が発行している債券(社債)を買うという選択肢もあります。

社債購入画面

社債購入画面

こちらであれば、破産リスクが米国政府よりは高い分、利回りも少し高めになっています。

こんな風に自分で好きな債券を選んで買うと、中抜きされることもなく、資産運用をすることができるのです。

要するに、貯蓄型保険というのは、情報弱者向けの商品なわけです。

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「積立利率3%」の嘘、金利1.8%の定期預金の方が儲かります

そうはいっても、オンライン証券に口座を開いて米国債を自分で買うのは面倒くさいという方もいるかもしれません。

そんな方は、ドル建ての定期預金で運用するのが良いでしょう。

定期預金というのは、銀行の預金の一種ですが、普通預金と違って、3か月とか6か月とか1年とか、引き出せない期間があるものです。その代わり、少し金利が高くなります。

2019年現在だと、ドル建ての定期預金は金利が大体1.8%くらいです。

銀行も保険会社と同じように、定期預金として預かったドルで米国債や社債を買って利子を中抜きしているだけなのですが、銀行の方が中抜きされる金額が少ないので、資産を増やすことが出来ます。

良く貯蓄型保険を見ていると「積立利率3%保証」といったことが歌われていたりして、「定期預金の1.8%よりも高いのかな」と勘違いすることがありますが、この積立利率というのは、保険料として払い込んだ全額に対して付与されるわけではなく、その一部に対してのみ3%が付与されるという分かりにくい仕組みになっています。

一方で定期預金の1.8%は預けている全額に対して1.8%の金利が付与されます。

なので、全体でみると、定期預金の方が資産を増やすことが出来ます。

実際に具体例を見てみましょう。

たとえば、メットライフ生命の「USドル建終身保険ドルスマート S」という貯蓄型生命保険では、積立利率は3%となっていますが、返戻金は以下のようになっています。

メットライフ生命のウェブサイトより

それでは、こちらを金利1.80%のドル建て定期預金で運用した場合と比較してみましょう。

条件を揃えるために、毎月227.80ドルずつ15年間積み立てていき、元本の総額も同じく41,004ドルとします。

その運用成果を「貯金のみ」、メットライフの「USドル建終身保険ドルスマート S」、「定期預金(金利1.8%)」で比較したグラフが以下になります。

各種方法による資産総額の推移

各種方法による資産総額の推移

一貫して、定期預金の方が優れていることが分かります。

積立利率3.5%だと「USドル建終身保険ドルスマート S」の方が上回るのでは?と思う人もいるかもしれませんが、そんなこともありません。積立利率が一貫して3.5%になるような経済の状況であれば、ドル建て定期預金の方の金利も1.8%を上回っているはずです。

結局、定期預金で運用した方が、資産が増えるということに変わりはありません。

ここでも貯蓄型保険は「積立利率3%」という説明に騙される情報弱者を狙っているわけです。

途中で解約できないのは、資産運用として致命的なリスク

最後に、貯蓄型保険は最低でも10年や15年は契約し続けないと、途中で解約すると払い込んだ保険料すら戻ってきません。

先ほどのグラフでも、10年目の時点では、単に貯金していた場合よりも、著しく損をすることが分かります。

これって普通に考えて困りませんか?

資産運用の世界では、お金にしたいときにお金に戻せないこと、あるいはお金に戻そうとすると物凄く損をすることを「流動性リスク」といいます。

資産運用のリスク【5種類のリスクと抑える方法を説明します】

2019年9月1日

もちろん資産運用はしばらく使わない「余裕資金」で行うことが大前提ですが、人生何が起こるか分からないわけです。

定期預金であれば、短いものなら資金を拘束される期間は数か月です。米国債や社債であれば、満期を迎える前に売ろうとすると、多少手数料に該当するお金を取られますが、それでも保険のように著しく損をすることはありません。

10年目で解約すると27,336ドルを払い込んでいても、17,774ドルしか返ってこないというのは、一時的な状況ではあるけれど35%程度の損をしているということです。

一時的にこのくらいの損をするということであれば、このリスクの大きさは、債券や定期預金レベルではなく、株に投資をしたときくらいのリスクです。

そして、株であれば、リスクが高い分、平均のリターンは年に7%くらいです。一方、貯蓄型保険のリターンは、先ほど書いたように定期預金の1.8%にすら負けているわけです。

これじゃ話になりませんよね。

以上の3つが、資産運用のために貯蓄型保険に加入するのをおすすめしない理由になります。

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おすすめの資産運用

資産運用で保険がおすすめじゃないのは分かった。

じゃあ、おすすめの資産運用は何なの?ということを書いていきます。

元本保証を希望するなら債券や定期預金

まずは、先ほどからも書いているように、自分で米国債や社債といった債券を買ったり、ドル建ての定期預金に預けたりすることです。

アメリカ政府といえども絶対に破産しないと言い切ることは出来ないので、無リスクであるとは言いませんが、いずれも概ね元本が保証されている資産運用手段です。

これらの方法で運用した場合、2019年現在であれば、先ほども書いたように米国債や社債なら1.4%~3%程度に収まることが多いです。定期預金なら1.4%~1.8%くらいです。

いずれにせよ、貯蓄型保険よりは資産を増やすことが出来るはずです。

お金をきちんと増やしたいならインデックス投資

また、そもそも貯蓄型保険に入ろうとしていたということは、10年~30年使わないお金ではないでしょうか。

そうしたお金であれば、一時的に損をしている期間があっても大丈夫だと思うので、もう少しリスクが高い資産運用方法である株式投資を選ぶのも個人的にはおすすめです。

といっても、個別企業の株を選んで1社や2社に投資をするとリスクが高いので、アメリカの主要な500社の株に同時に分散して投資ができる「S&P500指数に連動する投資信託」で資産運用を行うのが良いでしょう

S&P500指数のような、株価指数に連動するように投資をする方法をインデックス投資といいます。インデックス投資は、資産運用の基本中の基本であり、初心者の方にぜひおすすめしたい投資方法です。

インデックス投資については、以下の記事でメリットなどを詳しく説明しています。

資産運用の初心者にはインデックス投資がおすすめ【プロにも負けない投資方法】

2019年8月9日

僕自身も、老後の資産形成のための資産運用については、S&P500に連動する投資信託にインデックス投資しています。(それに加えて余っているお金は、半ば趣味的に個別企業の株に投資しています)

S&P500に連動する投資信託であれば、過去の実績だと先ほども書いたように、だいたい年に7%くらいのリターンが期待できます。

ちなみに、毎月2万円を投資して、年に7%ずつ増えていくと、資産総額の推移はこんな感じになります。

S&P500に毎月2万円を投資した場合

S&P500に毎月2万円を投資した場合

30年続ければ2000万円、40年続ければ4000万円程度の資産になることが期待できます。

インデックス投資を始めてみたいと思われた方は、具体的な資産運用の始め方については、以下の記事を読んでみてください。

【完全版】資産運用の始め方【初心者はいくらから?何から?】

2019年8月31日

まとめ

ということで、今回は、資産運用において貯蓄型保険をおすすめしない理由についてでした

  • 保険は米国債に投資をして中抜きしているだけ
  • 自分で米国債や社債を買ったり、定期預金で運用した方が資産は増える
  • 何十年も使わないお金ならインデックス投資がおすすめ

という感じです。

情報弱者向けの金融商品は意外と世の中に多いので、騙されないようにしてもらえればと思います。

では、今回はこんな感じで。

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