大学生向けの資産運用の方法【結論:他の方法で稼いだ方が早いです】

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キャプテン資本主義

どうも、キャプテンです!

投資好きな20代サラリーマン。

インデックス投資と米国株で1700万円ほど運用しています。

大学生でも出来る資産運用を知りたい方へ。

「お金がない!お金を稼げないかな?」あるいは「少しお金が貯まったので、経済の勉強をしてみたい」といった理由で、資産運用に興味を持っていませんか?

この記事では、以下のポイントを説明しています。

この記事で説明すること

  1. 大学生向けの資産運用の方法
  2. 実際、どのくらい資産を増やせるのか
  3. 大学生に資産運用をおすすめしない理由

僕自身、2014年から資産運用をしており5年以上の資産運用歴があります。その間、資産も順調に増えており、現在では600万円程度を運用しています。この記事は、そんな僕自身が大学時代を振り返って書いているので、参考になるのではないかと思います。

数分で読み終わると思うので、ぜひ読んでみてください。

大学生向けの資産運用

大学生向けの資産運用の方法は大きく分けて2種類あります。

  1. インデックス投資
  2. 仮想通貨や株などの値動きが大きめの商品

それぞれ説明していきます。

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インデックス投資

インデックス投資は、このブログでたびたび説明しているように、資産運用初心者の方に全般的におすすめする資産運用方法です。

大学生の方でも、将来を見据えて資産運用を始めておきたいという方には、インデックス投資が適しているでしょう。

インデックス投資とは?

インデックス投資とは、複数の企業の株価から算出されるインデックス指数(日経平均株価指数、ダウ平均株価指数、NASDAQ、S&P500など)に連動するように投資をする方法です。

こちらの記事で詳しく書いているので、もし興味がある方は読んでみてください。

資産運用の初心者にはインデックス投資がおすすめ【プロにも負けない投資方法】

インデックス投資がおすすめな理由は、どの企業に投資をするかという分析や選別を行う必要がないので簡単であり、なおかつ多くのプロの運用成績に勝ることが知られているからです。

たとえば、S&P社が2016年に行った調査によると、過去15年の資産運用の成績を比較したところ、プロによる資産運用の92%が、S&P500よりも運用成績が悪いという結果になりました。

考えてみてください。毎日高い給料をもらって仕事として資産運用を行っており、朝も昼も夜も資産運用のことばかりを考えている資産運用のプロですら、単に一定のルールに従ってアメリカの500社の株価から算出されている指数であるS&P500に負けているのです。初心者の方であれば、なおさら勝てないでしょう。

僕自身も、個別企業の財務状況やビジネスモデルを分析して投資もしていますが、S&P500に勝つのはなかなか難しいです。ですから、個別企業の株への投資は半ば趣味のように行っており、老後に必要な資金を貯めるための資産運用はS&P500へのインデックス投資で行っています。

インデックス投資の始め方については、具体的な手順まで含めて、こちらの記事で詳しく説明しているので、読んでみてください。

【完全版】資産運用の始め方【初心者はいくらから?何から?】

2019年8月31日

仮想通貨

大学生にもうひとつおすすめの資産運用は仮想通貨です。

仮想通貨は、配当や利子を受け取れる株や債券のようにそれ自体がお金を生むわけではありませんが、仮想通貨を保有したい人が増えると値段が上がっていきます。

大学生に仮想通貨がおすすめの理由としては、少額から投資することができて、もしも値上がりしたときの利益が大きいからです。

例えば、2017年にはビットコインが一気に20倍になりました。これは5万円程度の投資であっても100万円にまで増えたことになります。

一方で、仮想通貨のような資産はリスクが非常に高く、紙屑のように価値が無くなってしまう可能性もあります。2017年には大きく価格が上昇したビットコインですが、2018年には4分の1程度までその価格が下がってしまいました。

ですから、長期的にコツコツと資産を形成していくなら、仮想通貨ではなく、先ほどのインデックス投資を強くおすすめします。しかし、大学生の方で、将来に向けた本格的な資産運用は就職してからで良いという方は、半ば宝くじのようなイメージで仮想通貨に投資してみるのもおすすめです。また、ある程度短い期間で大きく資産を増やせる可能性があるものを探しているということであれば、仮想通貨は適していると思います。

僕も仮想通貨に20万円ほど投資していますが、新しい技術分野について興味を持つことにも繋がるので、おすすめです。

仮想通貨と同じような理由ですが、個別企業の株に投資をするのもおすすめです。

仮想通貨のように1年で20倍というのは難しいですが、1年で数十%の値上がりする株は普通にあります。

例えば、みんなが知っているスターバックスのような株でも、2019年に入って60ドル程度から95ドル程度まで、すでに1.5倍程度に値上がりしています。ディズニーランドを運営しているオリエンタルランドも、過去1年で30%程度値上がりしています。

先ほど「長期的にみると、個別企業の株への投資はプロでもインデックス投資に勝てない」と書いた通り、長期的な資産運用をするのであれば、個別企業の株に投資をするよりも、まずはインデックス投資をすべきです。

しかし、大学4年間という短期間のうちにお金を稼ぎたいということであれば、インデックス投資では難しいため、さらに値動きの激しい個別企業の株に挑戦してみるしかないと思います。

僕自身、先ほど書いたように個別企業の株にも投資をしています。長期でインデックス投資を上回る銘柄を見つけるのは非常に難しいですが、短期的にであれば、インデックス投資を上回りそうな企業を見つけるのは、めちゃくちゃ難しいわけではありません。例えば、ずっと業績は安定している企業なのに、個別のニュースなどで一時的に売られすぎている株などを買えば、半年ほどで20%ほどの利益が乗ることは良くあります。

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どのくらい資産を増やせる?

インデックス投資の場合

S&P500というインデックス指数に連動するようにインデックス投資をした場合、年率7%程度のリターンだと言われています。

ちなみに、S&P500指数に連動するようなインデックス投資は、世界3位の大富豪でもある投資家のウォーレン・バフェットが一般の個人投資家の資産運用手段として推奨している方法です。他のインデックス指数と比べても、S&P500の運用リターンは安定して高くなっています。

つまり、インデックス投資のリターンは、良いもので大体年率7%くらいが限界だということです。

さて、毎月7%のリターンであれば、大学の4年間くらいでは、投資してもしなくても大きな差はつきません。

以下は、S&P500に連動するようなインデックス投資を4年間続けた場合のシミュレーションですが、投資をしていなくても、ほとんど差は開いていません。

S&P500に毎月1万円を4年間投資した場合

S&P500に毎月1万円を4年間投資した場合

インデックス投資というのは、長期間に渡ってコツコツと続けることで、大きな差が開くものです。例えば、以下は毎月2万円の投資を40年間続けた場合のシミュレーションです。10年目くらいまでは大きな差は開いていませんが、後半で資産の規模が大きくなるに従って、資産運用の効果がどんどん大きくなっていくことが分かります。

S&P500チャート

S&P500に毎月2万円を40年間投資した場合

こうした長期的な視点で行う資産運用を大学生のうちから始めておくということなら、インデックス投資をする意味はもちろんあります。しかし、大学生活を送るうえで、ある程度のお金を稼ぎたいということであれば、インデックス投資では大した利益を期待することは出来ません。

仮想通貨や株の場合

仮想通貨の場合は、少し話が変わってきます。

先ほども書いたように、2017年にはビットコインが20倍程度にまで値上がりしました。

僕自身も、2017年の途中から仮想通貨に投資をし始めましたが、半年ほどで投資したお金を4倍程度にまで増やすことが出来ました。

このような機会をうまく捉えることができれば、大学生でも資産をある程度大きく増やすことは可能です。

一方で、ビットコインは2008年から存在していますが、ビットコインの価格が一年で20倍にまで膨れ上がったのは2017年くらいです。つまり、必ずしも自分が大学にいる4年間の間に、そういった値上がりが起こるとは限らないわけです。

株の場合は、たくさんの企業の株があるので、数十%値上がりするような銘柄は毎年のように存在します。

一方で、ある程度一般的な企業の株であれば、1年で期待できる値上がり率は数十%~どれだけ良くても年に2倍くらいです。なので、10万円程度の投資元本があれば、1年でそれをさらに数万円増やせるというくらいのイメージになると思います。

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大学生の資産運用をおすすめしない理由【大学生の武器は「時間」】

ここまで大学生向けの資産運用について書いてきましたが、僕がもし大学生に戻ったら資産運用をするかというと、しないと思います。

なぜなら、大学生の武器は「時間」だからです。

資産運用は「時間がない人」のためにある

資産運用というのは、時間がない人のためにあります。

一番、資産運用に向いてるのは、お金があるけど、それを使ってビジネスを立ち上げたりする時間がないという人です。

たとえば、サラリーマンは給与や節約度合いにもよりますが、毎月数万円~十数万円程度のお金が貯まっていきます。でも、毎日朝から晩まで働いて、土日は疲れて休んだり、友だちと遊んだりするので、そのお金を使って新しいビジネスを立ち上げて稼ぐことができません。

こういう人は、そのお金を寝かせておくくらいなら、年に7%でもいいから投資をして増やした方がよいというのが資産運用の考え方です。

大学生は「時間」を有効に使った方が資産を増やせる

では、大学生はどうでしょう?

もちろん、授業もきちんと出ていて、サークルやゼミにも積極的に参加、さらにアルバイトと忙しい大学生の方もいるかもしれません。そのような、忙しくて時間がないよという大学生の方なら、お金が余っているなら資産運用をしてもいいでしょう。

しかし、授業もそんなにいうほど出る必要がなくて、サークルもたまに行く程度、ゼミもあんまり本気でやってなくて、何となく時間は余っている。

そんな時間の余っている大学生なら、自分に投資をして、お金を増やす方がよほど効率が良いです。

たとえば、20万円をインデックス投資して年に7%増やしても、年間で1万4千円の利益にしかなりません。

しかし、その20万円でMacBookを買ってプログラミングを勉強してサービスを立ち上げたり、あるいはMacBookで動画を編集してYouTubeにアップしたり、イラストを描いてインスタやツイッターでファンを増やしてTシャツやパネルアートを売ったり、ブログやSNSでノウハウを発信をしてnoteを売ったり、つまり自分のお金を自分に投資して、自分で働けば、毎月2万円を稼ぐだけでも、24万円の収益になります。MacBookへの初期投資をコストと考えても4万円の利益なので、1万4千円の約3倍の利益になります。

そうしたビジネスが軌道に乗れば、そのままフリーランスや起業家として生きていく道もありますし、普通に就職する場合でも、そうした経験はビジネスマンとしての大きなスタートダッシュになります。

大学を卒業してしまうと、毎日会社で8時間程度働かなくてはいけないため、このような自分でビジネスをする時間はなかなか作れません。

コツコツと資産形成をするというのは、社会人になってからでも全然間に合うので、せっかく大学生で時間があるのであれば、資産運用で少しづつ増やすよりも、自分に投資をしてみるのが良いと思います。

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