米国の利上げとは?利上げの確率を知る方法。

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どうも、キャプテンだ。ヒーロー活動の傍、資産運用をしている。

さて、今回は6月のFOMCが近づいているということで、米国の金利政策の話をしたいと思う

いきなり硬派な話題でマジでスマンのだが、ヒーローは硬派な方がまあいいだろう。

さて、米国の金利政策とFFレートというものはめちゃくちゃ大事だ。どのくらい大事かというと、まあマクロ経済を考えるうえで7割〜8割くらいといっても過言ではない。

そこで、まずは基本を軽くおさらいしておく。

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米国の金利政策とは

諸君もご存知の通り、米国では定期的に連邦公開市場委員会(通称FOMC)が行われて、政策金利の目標が決定される。

FOMCってのは、米国各地の連銀から偉い人たちが集まってきて行われる会議だ。

まあヒーロー業界用語で表現するなら、金融界のアベンジャーズみたいな感じと思ってもらえば良い。しらんけど。

そこで、FFレート(フェデラル・ファンド・レート)の誘導目標、つまり、アメリカの中央銀行がFFレートをどのくらいの利率に誘導するかという目標が決定されるってわけだ。

意味不明でも、すぐに分かるから、このまま読み進めてほしい。

FFレートとは

FFレートというのは、民間銀行がフェデラル・ファンドを貸し借りするときのレートだ。

少しややこしいので説明しよう。

まず、JPモルガンでもウェルズ・ファーゴでも良いけれども、市中の銀行は、中央銀行に準備預金を預けている。

しかし、準備預金に預けていても通常は無利息なので、銀行は他の銀行にお金を貸し付けることになる。これがFFレートだ。

ここに対して、中央銀行はいくつかの手法を用いて影響を与え、FFレートを目標金利に誘導しようとする。

簡単なのは、準備預金に利息をつけることだ。これは2008年10月以降、法律上可能となった。

ここで、たとえば準備預金に年1%の利息をつけたとする。

中央銀行に預けていれば年1%の利息がつくのであれば、他の銀行に年1%以下の利率で貸す必要はない。中央銀行に預けておくのが、どう考えても一番安全だからだ。

そうすると、FFレートは自然と1%以上にあがる。めでたしめでたし。

まあそんなところだ。

なぜFFレートを調整するのか

そこで、諸君は、どうして中央銀行がFFレートを誘導するのだろうと思うだろう。

それは、物価を調整するためだ。

中央銀行というのは、そもそも雇用と物価の安定に責任を負っている。

考えてみてほしい。

金利が低いと、人間ってのはお金を借りまくって、横着な投資をしたり、しょうもないことにお金を使う。

今であれば、クレジットカードで仮想通貨を買いまくったりするってことだ。

そうなれば、仮想通貨の価格が数ヶ月で100万、200万と上がったように、物価はどんどん上がっていく。

要は、バブル的なインフレが起こるってことだ。

そして、そのあとには強烈な不況が訪れる。当たり前だ。

それを防ぐために、景気がインフレ気味になってくると中央銀行は市中の金利をあげようとする。

金利というのは借金のコストだ。だから、金利をあげていけば、横着な借金はしにくくなる。

そのためにFF金利を誘導して、主に短期金利に影響を与えていくのだ。

ポイント
  1. 景気が良いと、アホどもが横着に借金してバブルを起こさないよう、中央銀行は金利をあげようとする。
  2. FOMCでは、FFレートという超短期金利を年率で何%くらいに誘導するかという目標が決定される。

金利が上がるとどうなるか

株価を考える上で、金利の影響を理解するのは、めっちゃ大事だ。

金利が上がると、安心な国債で高い金利がもらえるなら、国債を買おうかしらなんて思う人が増える。

そうすると、株は売られやすくなる。

そういう意味では、株にとって金利上昇はマイナスだと考えられる。

一方で、中央銀行が金利をあげるということは、インフレ気味であるということであり、要は景気が良いってことと裏表だ。

だから、金利上昇局面は好景気だともいえる。

実際に、金利が上がっていく局面では、一般的に株価もギクシャクしながら上がっていくものだ。

企業が良い決算を出している限りは、金利も株価も微妙なシーソーを演じながら上がっていく。

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米国の利上げを予想するには

そうすると、米国の金利がいつまでに、どのくらい上がっていくのだろう、ということを知りたくならないだろうか。

ぶっちゃけ、毎回のFOMCで話し合って決めるのだから、将来の金利がわかるわけがない。

ただし、いくつか現時点での予想を知る方法がある。

 FOMCメンバーのドットプロット

まずは、FOMCのメンバー自身の将来予測を知る方法だ。

これは簡単で、FOMCのたびに各メンバーが将来の金利を予測したドットプロットが公開される。

それを見れば良い。

たとえば、Bloombergのこちらのページで綺麗に描画されたものを見ることができる。

2020年に中央値は3.5%くらいが多いってのが分かるはずだ。

OK?

市場参加者の予測

続いて、市場参加者の予測を知る方法だ。

ちょい待てよ、キャプテン。金利の誘導目標はFOMCで決まるんだから、FOMCメンバーの予測が分かっていればいいのでは?と思った諸君、残念だが、お前らは甘い。

いいか、金融政策ってのは市場との対話だ。

日々、インターネット・サーフィンにあけくれるコミュ障のお前らには分からないかもしれないが、阿吽の呼吸が必要とされる。

冗談だ。怒るなよ。

さて、要は次のFOMCで利上げをしたいと思ったら、FOMCの議長なんかは、次のFOMCで利上げしたいよって情報をなんとなく市場にコミュニケーションしていく。

それは、講演などで話すこともあれば、お抱えの記者にそれとなくリークすることもある。

そして、市場参加者がそれを受け取ってくれれば、将来の金利の推移の予測にもとづいて債券などが売買されるので、市場の金利が次回のFOMCでの利上げを織り込んでいくというわけだ。

この利上げを織り込むという事前作業がめっちゃ重要なわけ。

いきなり金利あげたら市場はパニックよ。

だから、こうしたコミュニケーションが行われる。

FOMCで金利をあげたくても、株式市場が別の要因で混乱していて、見送らざるを得ないこともある。そんなときは、市場参加者が債券を買って金利が下がるので、利上げどころではないということになる。

この市場とのコミュニケーション技術も、FOMCの議長には必要とされるってわけだな。

じゃあ、市場の参加者はどのくらい利上げ確率を織り込んでるのかっていったら、シカゴのトレーダーどもが取引しているFF金利の先物から計算してやればいい。

たとえば、来月分のFF金利が1.875%で取引されていたとする。

FF金利ってのは0.25%単位で利上げ・利下げされる。だから、1.875%だったら、半分のトレーダーは1.75%、半分のトレーダーは2.00%を予想してるってことだ。

つまり、今のFF金利が1.75%なら、来月の利上げ確率は50%と考えることができる。

この説明、めっちゃ分かりやすくない?

キャプテン、分かりやすいけど、シカゴの先物の金利から計算しなきゃいけないってのかよ。無理だよ。

うるせえ、そんなことはお前らに言われなくても分かる。

だから、今回は素晴らしいサイトを教えてやろう。

CMEグループのウェブサイトだ。

CMEってのは、シカゴ・マーカンタイル取引所で、先物とかデリバティブが取引されている場所だ。

そこがもう先物価格から利上げ確率を計算して公表してくれてるってわけ。えらい。

見方を説明する。一回しか説明しないから良く聞けよ。

スクロールすれば戻れるけど。

まず左上に13 618って書かれてるが、これは2018年6月13日ってこと。

これが次のFOMCの日程。

そして、その下の棒グラフをみてもらうと、150-175が10.0%、175-200が90.0%となっている。

つまり、次回の6月13日のFOMCでは、現状の1.75%の誘導目標を維持する確率が10%、2.00%に利上げする確率が90%だと市場参加者は考えているってことになる。

要は、もう利上げをだいたい織り込んでるよってことだな。市場が織り込んでるなら、FOMCメンバーも安心して利上げできる。

だから、次回の利上げ確率は高いってことだ。

さらに先のFOMCにおける利上げの予想を知りたければ、左上の6月13日よりも先のものをクリックすればいい。

ポイント
  1. FOMCのメンバーの金利推移の予想が知りたければ、最新のドットプロットを見ればよい。
  2. 市場参加者の金利推移の予測が知りたければ、CMEグループのサイトを見ればよい。
  3. 利上げには、FOMCメンバーと市場参加者の阿吽の呼吸が必要だ。

金利と景気について詳しく知りたければ

金利と景気について、さらに詳しく知りたければ、下の本でも読んでくれ。

以上!

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