インデックス投資とは?初心者向けに徹底解説

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ざっくりいうと

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  • インデックス投資とは、インデックス指数に連動するように投資をすることだ。
  • インデックス指数とは「日経平均」や「NYダウ」のように、複数の企業の株価から、一定のルールに基づいて計算される指数のことだぞ。
  • インデックス投資であれば、個別の企業を選んで株を買う必要がなく、大きな失敗もしにくいので、投資初心者には特におすすめだ!

インデックス指数とは

「インデックス投資」を理解するためには、その前に「インデックス指数」を理解する必要があります。

そこで、少し遠回りになりますが、まずは「インデックス指数」について説明したいと思います。

インデックス指数は、様々な企業の株価から計算される数値

インデックス指数とは、様々な企業の株価から、特定のルールに基づいて計算される数値のことです。

これだけでは、少し分かりにくいので、例を紹介したいと思います。

(例)日経平均株価

日経平均株価というインデックス指数があります。

日経平均株価は、日本の主要な企業225銘柄の株価の単純平均を取った数値です。

この数値の過去5年の推移は、以下のようになっています。

※なお、225銘柄の中身は、日本経済新聞のウェブサイトでも見ることができます。

いかがでしょう。

何となく、インデックス指数のイメージは掴めたでしょうか?

ちなみに、世界には、実にたくさんのインデックス指数があります。

では、それぞれで具体的に何が違うのかというと、以下の2点です。

インデックス指数の違い

  1. インデックス指数を計算するときに、どの企業の株価を使用するか
  2. それぞれの銘柄の株価から、どのような計算式でインデックス指数を算出するか

たとえば、先ほどの日経平均株価指数であれば、(1)日経新聞が選出した日本の主要な225企業の株価を使用して、(2)その株価を単純平均するという計算式で算出されていたわけです。

このどちらかが変わると、当然ながら計算結果の数値も変わってきます。なので、どちらかが違う場合には、別のインデックス指数となるのです。

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主要なインデックス指数

それでは、主要なインデックス指数には、どのようなものがあるのでしょうか。

以下、ぜひ覚えておくべき、世界の主要なインデックス指数を紹介します。

日経平均株価

日経平均株価の算出方法

  1. 日経新聞が選出した日本の主要な企業225銘柄の株価を用いる。
  2. それらの株価を単純平均する。(すべて加算して225で割る)

日経平均株価は、先ほど紹介した通り、日経新聞社が選出した日本の主要な225銘柄の単純平均を取った数値です。一般的には、略して「日経平均」や「日経225」等と呼ばれることが多いです。

日経平均は、日本企業全般の株価動向をざっくりと見るのに役に立つ指数であり、日本においては、最も有名なインデックス指数だと言えるでしょう。

新聞やテレビ、ネットニュースなどで、読者のみなさまも一度は「日経平均」という単語を見たことがあるのではないでしょうか。

資産運用や投資を始める場合には、必ず覚えておいて、チェックするようにしたいインデックス指数です。

TOPIX

TOPIXの算出方法

  1. 東京証券取引所に上場している全銘柄の株価を用いる。
  2. すべての株価を足した時価総額が、1968年1月4日の時価総額を100として、いくらになるかを計算する

TOPIXは、1968年1月4日の時価総額を100としたときに、現在の時価総額はいくらかという指数です。

2019年2月現在、TOPIXはだいたい1,617.20ですから、1968年1月4日と比べると、東京証券取引所に上場されている企業の株価の時価総額は約16倍になっていることが分かります。

TOPIXも、日経平均と同じく、日本企業全般の株価動向を見るのに便利な指数で、日本では日経平均に次いで、広く使われています。

ダウ工業株30種平均

ダウ工業株30種平均の算出方法

  1. S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが選出した30銘柄の株価を用いる。
  2. それらの株価を単純平均する。(すべて加算して30で割る)

ダウ工業株30種平均は、アメリカを代表する株価指数であり、「ニューヨーク・ダウ」、「NYダウ」、「ダウ」等とも呼ばれています。

アメリカの株価動向を示す際に、ニュース等でも用いられることが多く、馴染みのある方も多いインデックス指数だと思います。

30の企業は時代にあわせて入れ替え等が行われており、NYダウの算出が始まったときの30銘柄は、現在の30銘柄には1つも残っていません。NYダウに選出されている30銘柄は、まさに今現在のアメリカを代表する30の企業であると言えます。

S&P500

S&P500

  1. S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが選出した500銘柄の株価を用いる。
  2. 500銘柄の株価を足した時価総額が、1941年から1943年の平均時価総額を10としたときに、いくらになるかを計算する

S&P500も、NYダウと同じく、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているインデックス指数です。

算出方法においては、TOPIXと同様に、過去の時価総額を基準として、現在の時価総額がどのくらいであるかという形で計算されています。

TOPIXとの違いは、TOPIXが東証に上場している全ての企業の株価を合計して時価総額を出しているのに対して、S&P500の場合は、主要な500企業を選んだうえで、その時価総額を出している点にあります。

また、S&P500はインデックス投資において、最も使われることの多いインデックス指数です。

ナスダック総合指数

ナスダック総合指数

  1. NASDAQ市場に上場している全ての企業の株価を用いる。
  2. 全ての企業の株価を足した時価総額が、1971年2月5日の時価総額を100としたときに、いくらになるかを計算する

ナスダック総合指数の考え方は、TOPIXと非常によく似ています。

TOPIXは東京証券取引所に上場している全ての銘柄の時価総額から算出されますが、ナスダック総合指数も同じようにNASDAQ市場に上場している全ての銘柄の時価総額から算出されます。過去の時価総額を基準とした相対値である点も同じです。

さて、NASDAQ市場というのは、アメリカの株式市場ですが、新興企業向けの株式市場であることが、その特徴です。

マイクロソフト等のハイテク企業や、グーグルやアマゾン、フェイスブックやツイッター等のインターネット企業は、いずれもNASDAQに上場しています。

ナスダック総合指数は、このようなハイテク企業やインターネット企業、新興企業などの株価動向を表しているインデックス指数だと言うことができます。

MSCIコクサイ

MSCIコクサイは、モルガン スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が算出しているインデックス指数です。

日本を除く先進国株式市場の約1,300銘柄の株価を用いて、TOPIXのように時価総額加重平均(過去の時価総額を基準とした相対値)で表されます。

MSCIコクサイは、世界中の先進国の企業の株価から算出されますが、日本だけが除かれている点がポイントです。日本の投資家は、日本以外の先進国の株価動向として、MSCIコクサイを参考にすることができます。

インデックス指数のまとめ

少し長くなりましたが、以上がインデックス指数の説明となります。

簡単に整理しておきましょう。

インデックス指数のまとめ

  1. インデックス指数とは、様々な企業の株価から、一定のルールに基づいて計算された数値である。
  2. インデックス指数には、様々な種類があり、どの企業の株価を用いるか、どのようなルールで計算するか、という点がそれぞれ異なる。
  3. 主要なインデックス指数には、日経平均株価やTOPIX、NYダウやS&P500などが存在する。
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インデックス投資とは

続いて、いよいよ「インデックス投資とは何か」ということを見ていきましょう。

インデックス指数に連動するように投資をすること

インデックス投資とは、簡単に言ってしまえば、「インデックス指数に連動するように投資をすること」です。

たとえば、日経平均株価に連動するように投資をしたり、NYダウに連動するように投資をしたりすることを指します。もしも、10万円を日経平均株価に連動するように投資したとしあら、日経平均株価が2倍になれば、自分の資産の価格も2倍になっているというイメージです。

ちなみに、日経平均やNYダウのようなインデックス指数に連動するように投資をするには、投資信託やETFを活用します。

インデックス投資のメリットとデメリット

それでは、インデックス投資のメリットとデメリットを説明します。

インデックス投資のメリット

まずは、インデックス投資のメリットです。

  1. 個別の企業を選ばなくてよいので簡単
  2. 個別の企業の株を買うよりもリスクが低い

インデックス投資の最大のメリットは、何といっても、個別の企業を選ばなくても良いという点です。

どの企業の株を買うと、資産が増えるだろうかというのは、投資家にとって一番の悩みのタネです。また、せっかく企業を選んでも、その企業の業績が悪化すると、どんどん株価が下がって、資産運用に失敗してしまうこともあります。

それに比べて、インデックス指数というのは複数の企業の株価から計算されているので、特定の企業を選ぶ必要はなく、簡単に資産運用を始めることができます。

また、複数の企業から算出されているため、いくつかの企業の株価が下がったとしても、いくつかの企業の株価の上昇がそれを補っていれば、全体としては資産が増えていきます。このように、インデックス投資には分散投資の効果が働くため、大きな失敗をしにくいというのも、多くの人が老後の資産などを蓄えるにあたってインデックス投資を勧める理由だと言えるでしょう。

インデックス投資のデメリット

一方で、インデックス投資にはデメリットも存在します。

  1. 平均的な成果を上回る資産運用ができない
  2. 個別要因を背景としたバリュー投資が難しい

先ほど書いた内容の裏返しですが、ぐんぐんと業績を伸ばす素晴らしい企業の株価がどれだけ上がっても、インデックス指数は複数の企業の株価から計算されるため、業績が悪化する企業の株価が足を引っ張ります。

NYダウやS&P500のように銘柄の入れ替えがある場合には、業績の悪い企業は自然とインデックス指数の計算元から外れていきますが、TOPIXのように上場している全ての企業の株価から算出されるようなインデックス指数は、経営の上手でない企業の株価の悪影響も被ってしまいます。

そのため、インデックス指数に連動するような投資の成果というのは、平均的な業績の企業の株価の伸び程度に収束していくことになります。

また、個別の企業を選んで株を買う際には、個別要因を背景としたバリュー投資が行いやすいです。

一例ですが、個別企業への投資であれば、たまたま決算が悪くて一時的にマクドナルドの株価が下がっているようなときに、将来的にマクドナルドはまだまだ成長すると思えば、その株を安く買っておくことができます。

しかし、インデックス投資では、複数の企業の株価から算出されたインデックス指数に連動するような投資を行うため、こうした個別企業の株価が安いというチャンスを活かすことは難しくなってしまうのです。

投資初心者には、特にメリットが大きいインデックス投資

さて、ここまで読んだ方にはお分りいただけたかと思いますが、インデックス投資は、特に投資初心者にとっては、非常にメリットが大きい資産運用の方法だといえます。

投資初心者にとっては、株を買う企業を選んだり、一時的に下がっているけど成長が期待できる企業を探したりということは難しいからです。

個別の企業を選ぶことが難しくても、インデックス指数に連動するように投資をするだけで、大きな失敗を避けて、平均並みの成果を得られるのが、インデックス投資の特長です。

投資初心者の方は、ぜひインデックス投資から資産運用を始めてみてください。

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