ETFとは?初心者向けにメリット・デメリットを解説

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ざっくりいうと

キャプテン
  • ETFとは、投資信託の持分が、株のように売買できるようになったものだ。
  • ETFであれば、投資家は、投資信託の持分を第三者に売って現金にできるので、持分を解約して運用会社からお金を引き出す必要がない。
  • そのため、ETFの方が運用会社に掛かるコストが低く、運用手数料も安いのが特長だ。

ETFとは

ETFとは、投資信託の持分が上場されて、第三者間で売買可能になったものを指します。

少し難しいと思うので、ETFでは持分をどのように扱う点が通常の投資信託と違うのか、丁寧に説明していきます。

通常の投資信託の場合

まずは、通常の投資信託の場合を振り返ってみましょう。

「投資信託」が何かわからない方は、こちらを先に読んでください。

投資信託とは?初心者向けにメリット・デメリットを解説

2019.02.11

投資信託は、投資家が投資信託にお金を預けて、投資信託が代わりにお金を運用してくれるという金融商品でした。

さて、投資家がたとえば100万円を投資信託に預けると、預けている間は100万円分の持分を持っていることになります。投資家は保有している持分の口数によって、どのくらいお金を預けているかが分かるわけです。

通常の投資信託の場合は、お金を引き出すときには、運用会社に対して解約をお願いして、この持分に応じてお金を引き出せるということになります。すべてのお金を引き出すと当然持分はゼロになります。

このとき、持分は、「投資家」とお金を預かる「投資信託」の間だけでやり取りされています。

ETFの場合

続いて、ETFの場合を見てみましょう。

もしも投資家が、投資信託の持分をお金に戻したいと思ったとき、投資信託の運用会社からお金を引き出す以外の方法で、お金に戻せないでしょうか。

たとえば、自分の持分を他の投資家に売るという方法です。

上の図のように、持分を解約して投資信託からお金を引き出す代わりに、自分の持分を第三の投資家に売ることで、同額のお金を受け取れば、投資家は運用会社からお金を引き出す必要はありません。

投資信託の場合、その持分あたりの基準価格は毎日算出されて運用会社から公表されているため、第三者間で売買をしたとしても、基準価格と大きくズレのない価格で売買ができます。

投資信託の持分を買った第三の投資家は、その持分を解約して投資信託からお金を引き出してもいいですが、現金にしたいと思ったときには、さらに次の投資家に持分を売ることもできます。

つまり、投資信託の持分を売買可能にすることで、実際に投資信託からお金を引き出さなくても、他の投資家に売ることで現金化することが可能になるのです。

これがETFの考え方です。

持分が売買できるメリット

それでは、投資信託の持分が売買できることには、どのようなメリットがあるのでしょう。

それはズバリ、先ほど書いたように「投資信託からお金を引き出す必要がなくなること」にあります。

通常の投資信託では、投資家がお金を引き出すたびに、投資信託が持っている債券や株を売って現金に戻して、投資家に支払わなければなりません。そのたびに債券や株の売買コストが発生しているということです。こうした売買コストは、投資信託の運用手数料(信託報酬)の中に含まれています。

一方、ETFであれば、持分を投資家同士が売買して現金化するので、実際に投資信託からお金を引き出される回数は少なく、投資信託内の売買コストを大きく抑えることができます。そのため、ETFは通常の投資信託に比べて、運用手数料が大幅に低くなります。

ETFは上場されており、株のように取引できる

ETFは、東京証券取引所やニューヨーク証券取引所などの取引所に上場されており、多くの取引参加者がいる場所で、毎日売買することができます。

また、証券取引所に上場されているため、基本的には株と同じ仕組みで売買することができます。

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ETFのメリットとデメリット

ETFのメリット

運用手数料が低い

ETFのメリットは運用手数料が低いという点にあります。

たとえば東証に上場している全ての企業の株価から算出されるTOPIXという指数があります。TOPIXに連動するインデックス運用型の投資信託であれば、安いもので信託報酬は年間0.15%〜0.20%程度です。

それに比べて、ETFであれば、最も安いものはなんと0.06%です。他にもTOPIXに連動する0.07%台のETFがいくつかあります。

購入後に長く保有するのであれば、毎年発生する信託報酬は少しでも低い方が良いので、ETFでの購入がおすすめです。

ETFのデメリット

金額指定で買えない

一方で、ETFには株のように売買できるが故のデメリットも存在します。

通常の投資信託であれば1,000円、10,000円と好きな金額から運用できるのに対して、ETFであれば1株単位でしか売買できないので取引できる金額の単位が決まってしまいます。

たとえば、あるETFが1株15,000円であれば、その倍数である15,000円、30,000円、45,000円という刻みでしか売買することができません。

少額から運用したい方や、柔軟な金額で運用したい方には、通常の投資信託の方が向いていると言えるでしょう。

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